出版社内容情報
日本各地の古墳から出土し、卑弥呼やヤマト王権の実態をめぐって多くの考古学研究者・愛好者の間で注目されてきた「三角縁神獣鏡」。それはどのようにして生まれ、卑弥呼やヤマト王権の成立に関わっていったのだろうか。
本書は九州国立博物館の特別展「卑弥呼の鏡―三角縁神獣鏡がヤマト王権をつくった―」(会期:2026年10月31日~2027年1月11日)の図録として、全展示作品のカラー解説を掲載。また、現在の弥生時代~古墳時代研究を牽引する研究者による7本の論考と、最新の三角縁神獣鏡目録が収録されており、古代ロマンあふれる銅鏡の魅力と研究の最前線を知るための必読書である。
【目次】
総論 鏡の国をめぐる旅
第1章 倭人と鏡のなれそめ
第2章 ヤマト王権の登場
第3章 三角縁神獣鏡をさぐる
第4章 三角縁神獣鏡はかたる
第5章 ヤマト王権と鏡 その後
【論考編】
三角縁神獣鏡の系譜と製作地 福永伸哉(大阪大学)
三角縁神獣鏡の分類・編年と製作系譜 岩本崇(島根大学)
三角縁神獣鏡の実年代をめぐる諸問題 辻田淳一郎(九州大学)
製作技法と製作注文内容からみた三角縁神獣鏡 水野敏典(奈良県立橿原考古学研究所)
三角縁神獣鏡の流通論-研究史と周防灘の海上交通- 河野正訓(東京国立博物館)
三角縁神獣鏡と威信財論 辻田淳一郎
仲達の窓はだれがなぜ閉じたか―三国志魏書東夷伝の史料的制約― 白井克也(九州国立博物館)



