銅鐸の世界

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銅鐸の世界

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787725110
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C1021

出版社内容情報

銅鐸には形や重さ、文様や記号、図像などたくさんの情報が詰まっている。どのように作られ、使われたのか、そしてある時一斉に埋められ、人びとの記憶から消え去ってしまったのはなぜなのか。銅鐸の誕生から消滅までを丁寧に追い、弥生時代の人びとの祈り、思いを読み解いていく。


【目次】

Prologue 銅鐸の世界への誘い

I 弥生人の祈り
1 心のなかの宇宙をのぞく─世界の二元性─
コラム(1) 穀霊の顔─分銅形土製品のほほえみ─
2 二つの社会の宇宙観
3 弥生農業の実像と祈り
コラム(2) 小さな邪霊たち─イネの害虫─

II 「銅鐸」事始め
1 銅鐸の誕生と型式変化
2 銅鐸の鋳造
コラム(3) 銅鐸を作る
3 マツリの場をのぞく
コラム(4) それは「方相氏」ではない
4 文様から見た銅鐸の二元性

III 銅鐸の絵を読み解く
1 桜ヶ丘銅鐸に描かれたパフォーマンス
2 長頸長脚のトリは何か
3 「I」形具と人物の正体
コラム(5) もうひとつの「工」字形
4 巫女の鏡
コラム(6) ミニチュア銅鐸形土製品小考
5 シカの呪性
6 「四足動物」の謎
7 「ヘビ追う女」の正体
8 「脱穀する女」の意味
9 「争う二人を仲裁する人物」の真相
10 祭器であり「魂の器」としての銅鐸

IV 銅鐸埋納事情
1 銅鐸埋納の考古学
2 銅鐸埋納の背景と目的
コラム(7) 銅鐸を壊す─破砕実験から─

V 祖霊の世界
1 北部九州の祖霊世界─オウ(王)墓と祖霊のマツリ─
2 北部九州以外の祖霊世界─家族と祖霊のマツリ─

Ⅵ 青銅のマツリの終焉 前方後円墳と首長霊継承儀礼の創生
1 「首長霊」観念の誕生と系譜
2 銅鐸のマツリの残映

Epilogue 二一世紀への発信と銅鐸研究への思い

資料 銅鐸の複数埋納と武器型祭器との共伴
参考文献

内容説明

銅鐸とは何か。どのように使われたのか。なぜ埋められ、忘れられてしまったのか。形や重さ、文様や記号、絵画など銅鐸にはたくさんの情報が詰まっている。二千年前の人びとの祈り、思いを銅鐸から読み解いていこう。銅鐸はたんなるマツリの道具などではない。そこに描かれた文様や図像、絵画、そしてマツリのなかで使われる流儀、埋納の作法は弥生人のこころの叫びと哲学なのだ。その誕生から消滅までのすがたを明らかにすることで、彼らが生きた時代も見えてくる。

目次

弥生時代の物差し 土器編年と暦年代
Prologue 銅鐸の世界への誘い
1 弥生人の祈り
2 「銅鐸」事始め
3 銅鐸の絵を読み解く
4 銅鐸埋納事情
5 祖霊の世界
6 青銅のマツリの終焉 前方後円墳と首長霊継承儀礼の創生
Epilogue 二一世紀への発信と銅鐸研究への思い
資料 銅鐸の複数埋納と武器形祭器との共伴

著者等紹介

寺沢薫[テラサワカオル]
1950年、東京都葛飾区生まれ。同志社大学文学部文化学科卒業。奈良県立橿原考古学研究所の調査研究部長などを経て、現在桜井市纒向学研究センター所長、奈良大学文学部文化財学科非常勤講師、奈良県立橿原考古学研究所特別指導研究員。第15回濱田青陵賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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月をみるもの

10
昔々、国宝桜ヶ丘銅鐸が出土した場所の近くに住んでたのですが実はまだ本物を見たことがありません。出土地点の方は先日ようやく訪れることができたのですが、『高地』性集落とかいうレベルではなく、ひ弱な現代人にとっては完全に山登りでした。。。日本中の銅鐸を観察してきた寺澤さんの考察とても面白いんですが、ところどころ「いや、でもあなた弥生人じゃないよね?」とツッコミたくなるレベルで筆がすべりきっています。 https://x.com/bamboo4031/status/14062842266898595842026/06/22

So Honda

1
稲作の農耕儀礼における呪器と位置付け、穀霊を邪悪から護る機能と穀霊を留める機能の二面性を持った「聞く銅鐸」が、環境変化や政情変化に対する防御としての一斉埋設などといった動きから共同体を守護する「見る銅鐸」へ代わり、そして穀霊と祖霊の統合により消滅していった過程を概観。図版が多く全体像がよく掴める。一方で、一般的な説を紹介した上で、「しかし〜私は〜思う」といった主観の感想なのだか学術的見解なのだかよくわからない一説が各所に織り交ぜられて、書籍の趣旨が概説書なのだか私論の展開にあるのかよくわからなくなる面も。2026/06/10

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