出版社内容情報
寒冷地社会の変化とウェルビーイング
北極海に面する北米、北欧、シベリア(ロシア)など、北極域に暮らしてきた先住民の社会は、気候変動と経済のグローバル化の影響を強く受け、急激な変化に晒され続けている。
伝統的生業や生活文化の変容を見つめ、先住民のアイデンティティと尊厳のゆくえ、環境問題、食の主権、精神保健、記憶の継承など、北極域の地域社会が直面している課題を明らかにする。
【目次】
序論 海からみた北極世界……高倉浩樹
第1章 カナダ・イヌイット社会における狩猟・漁撈活動とウェルビーイング……岸上伸啓
第2章 外来種の導入と先住民社会--アラスカ、ヌニヴァク島におけるジャコウウシとチュピッグの90年……野口泰弥
第3章 カナダ北西海岸における先住民の生業活動、サケ漁業、養殖業の展開……立川陽仁
第4章 北極の村のごみ問題とアラスカ先住民の民族自決……石井花織
第5章 2000年代サハリン大陸棚の石油・ガス開発と先住民族の対応……是澤櫻子
第6章 歴史的トラウマと文化の作用からみたアラスカ先住民の精神保健……中野久美子
第7章 カムチャッカ先住民が語るソ連集団化政策の記憶--近代化という名の破壊……永山ゆかり
第8章 極北地域先住民の食料安全保障--西シベリア北部の先住民を中心とする食をめぐる状況と課題……吉田 睦
第9章 サーモンから見る北極域と中国社会--中国における消費拡大とサーモンのポリティクス……川口幸大
第10章 フェロー諸島における地域捕鯨--食の主権と相互扶助の視点から……赤嶺 淳/デイビッド・アンダーソン
コラム 気候変動と北極圏への影響……日引 聡
内容説明
寒冷地社会の変化とウェルビーイング。北極海に面する北米、北欧、シベリア(ロシア)など、北極域に暮らしてきた先住民の社会は、気候変動と経済のグローバル化の影響を強く受け、急激な変化に晒され続けている。伝統的生業や生活文化の変容を見つめ、先住民のアイデンティティと尊厳のゆくえ、環境問題、食の主権、精神保健、記憶の継承など、北極域の地域社会が直面している課題を明らかにする。
目次
序論 海からみた北極世界
1 先住民社会の変化とウェルビーイング(カナダ・イヌイット社会における狩猟・漁撈活動とウェルビーイング;外来種の導入と先住民社会 アラスカ、ヌニヴァク島におけるジャコウウシとチュピッグの九〇年;カナダ北西海岸における先住民の生業活動、サケ漁業、養殖業の展開)
2 尊厳の侵害と危機への対応(北極の村のごみ問題とアラスカ先住民の民族自決;二〇〇〇年代サハリン大陸棚の石油・ガス開発と先住民族の対応;歴史的トラウマと文化の作用からみたアラスカ先住民の精神保健;カムチャッカ先住民が語るソ連集団化政策の記憶 近代化という名の破壊)
3 北極域のグローバル化のなかで(極北地域先住民の食料安全保障 西シベリア北部の先住民を中心とする食をめぐる状況と課題;サーモンから見る北極域と中国社会 中国における消費拡大とサーモンのポリティクス;フェロー諸島における地域捕鯨 食の主権と相互扶助の視点から)
著者等紹介
高倉浩樹[タカクラヒロキ]
東北大学東北アジア研究センター教授。専門は社会人類学、シベリア民族誌(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



