真理の天秤―17世紀イスタンブルのイスラーム論争

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真理の天秤―17世紀イスタンブルのイスラーム論争

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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787724199
  • NDC分類 167
  • Cコード C1014

出版社内容情報

神学論争からコーヒーやタバコのような嗜好品の在り?まで――。17世紀のオスマン帝国で神学者のみならず?衆をも巻き込む?論争があった。伝統的なイスラーム教育とヨーロッパの知的潮流の架け橋となった、オスマン帝国最?の知識?がその対?の原因を冷静な筆致で記す「イスラーム」を知るための必読書、待望の邦訳。

内容説明

神学論争からコーヒーやタバコのような嗜好品の在り方まで―。17世紀のオスマン帝国で神学者のみならず民衆をも巻き込む大論争があった。伝統的なイスラーム教育とヨーロッパの知的潮流の架け橋となった、オスマン帝国最大の知識人がその対立の原因を冷静な筆致で記す「イスラーム」を知るための必読書、待望の邦訳。

目次

預言者ヒドルの「生命」について
歌唱について
舞踏と旋回について
預言者と教友の祝福祈願について
たばこ
コーヒー
麻薬、阿片、その他の薬物
預言者の両親について
ファラオの信仰
シェイフ・ムフイッディーン・イブン・アラビーに関する論争
ヤズィードの呪詛
ビドア(逸脱)について
墓参の巡礼について
ラガーイブ、ベラート、カドルなど、余剰の礼拝について
握手について
お辞儀について
正しきを命じ、誤りを禁じること(勧善懲悪)について
アブラハムの宗教(ミッラ)
賄賂について
エブッスウード・エフェンディ対ビルギヴィー・メフメト・エフェンディの論争
スィヴァースィー対カドゥザーデの論争

著者等紹介

チェレビー,キャーティプ[チェレビー,キャーティプ]
1609‐1657年。オスマン朝の文人。キャーティプ・チェレビーは職業に基づくあだ名で、本名はムスタファ・ブン・アブドゥッラー。西洋ではハッジ・ハリーファの名で知られる。イスタンブルの役人の家庭に生まれ、自身も役人として各地に赴任。イスラームと世俗学問について研究し、書誌学、歴史学、地理学などに重要な著作を残した

山本直輝[ヤマモトナオキ]
1989年岡山県生まれ。専門はスーフィズム、トルコ地域研究。広島大学附属福山高等学校、同志社大学神学部卒業、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。トルコのイブン・ハルドゥーン大学文明対話研究科助教を経て、国立マルマラ大学大学院トルコ学研究科アジア言語・文化専攻助教

西田今日子[ニシダキョウコ]
1971年東京都生まれ。2001年より当時の東京ジャーミイ代表であったジェミル・アヤズ氏に師事。2019年より東京ジャーミイ職員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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スプリント

4
イスラム教とイスラムの歴史に対象なりとも触れていないと理解するのは難しいかもしれません。2025/05/26

古典エヴァンジェリスト阪本弘輝

2
この本は「音楽はゆるされるか?」等、17世紀のオスマン帝国において争点とされていた21のトピックを、当代きっての知識人とされる著者が整理し、私見を述べたエッセイ集になっている。全てのトピックに対して一貫しているのは、「原理主義」の対局にある、著者の「中庸」かつ現実的な立場だ。そのため、イスラームに関して過度な偏見を持つ人にこそ読んで欲しい本だとも言える。 一方で、イスラームに関する知識ゼロの方がいきなり読むのには、若干ハードルが高い。まず小杉泰『イスラームとは何か』など入門書を1冊読むことを勧めたい。2025/05/03

Go Extreme

2
知識と宗教: キャーティプ・チェレビー 知識の本質 価値観の形成 宗教との関係 社会発展 信仰の影響 知識の追求 宗教的実践: 預言者ヒドル 祝福祈願 舞踏 旋回 歌唱 共同体の結束 礼拝 余剰の礼拝 墓参巡礼 社会と倫理: 勧善懲悪 賄賂の禁止 法の支配 ウラマーの役割 ムフティーの職務 社会秩序の維持 倫理観形成 思想と論争: イブン=アラビー思想 批判と擁護 ヤズィード呪詛 ビドア論争 スィヴァースィー論争 法学派の違い 文化と信仰: コーヒー受容 たばこ規制 お辞儀の意義 握手の礼儀 音楽と宗教2025/03/17

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