出版社内容情報
マチュピチュ遺跡やナスカの地上絵、あるいはシカン文化のきらびやかな副葬品で有名なアンデス文明。その起源はいまから5000年以上前にさかのぼり、他の文明から影響を受けることなく出現した一次文明だ。アンデス各地に花開いた個性豊かな文化の興亡を遺跡の発掘成果から解説する。
内容説明
マチュピチュ遺跡やナスカの地上絵、あるいはシカン文化のきらびやかな副葬品で有名なアンデス文明。その起源はいまから5000年以上前にさかのぼり、他の文明から影響を受けることなく出現した一次文明だ。アンデス各地に花開いた個性豊かな文化の興亡を遺跡の発掘成果から解説する。
目次
アンデス文明とは
アンデスという環境
アンデス文明の展開と時代区分
先土器時代の神殿
神殿を造りつづけた人々
チャビン・デ・ワンタル遺跡
北高地の巨大神殿、クントゥル・ワシとパコパンパ
神殿を造ることで社会が変わる
モチェ:アンデス最初の国家
ナスカ:地上絵を造った人々
ワリ:インカに先立つ帝国
宗教都市ティワナク
シカン:北海岸の黄金文化
チムー王国の首都チャン・チャン
インカ帝国の実態1 文書資料と考古学
インカ帝国の実態2 政治経済システム
インカ帝国の実態3 地方支配と帝国の終焉
マチュピチュはどのような遺跡なのか
文字なき社会の情報メディア
日本のアンデス研究1 その歴史と現状〔ほか〕
著者等紹介
松本雄一[マツモトユウイチ]
1976年、茨城県生まれ。イェール大学大学院人類学部博士課程修了。Ph.D(人類学)。ハーバード大学ダンバートンオークス研究所フェロー、国立民族学博物館機関研究員、山形大学人文社会科学部准教授などをへて、2022年4月より国立民族学博物館人類文明史研究部准教授、2022年10月より総合研究大学院大学文化科学研究科准教授を併任。アンデス文明の形成過程を研究テーマとし、クントゥル・ワシ遺跡、カルダル遺跡、サハラパタク遺跡等の調査に参加。専攻:アンデス考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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