出版社内容情報
〈「消費行動」=〈実践〉の変化に着目し、サステナビリティの隘路を切りひらく。〉
私たちの多くが「持続可能な消費」を志向していながら、その実現はなぜ難しいのか。
食の消費を対象に、社会的実践理論の視角を用いて、消費者個人の意思決定のみに頼ることなく「持続可能な消費」を実現するためのアプローチを提案し、サステナビリティをめぐる閉塞感を打開する。
内容説明
私たちの多くが「持続可能な消費」を志向していながら、その実現はなぜ難しいのか。食の消費を対象に、社会的実践理論の視角を用いて、消費者個人の意思決定のみに頼ることなく「持続可能な消費」を実現するためのアプローチを提案し、サステナビリティをめぐる閉塞感を打開する。「消費行動」=“実践”の変化に着目し、サステナビリティの隘路を切りひらく。
目次
序章 「持続可能な消費」の実現はなぜ難しいのか
第1章 社会的実践理論―合理的な選択ができない消費へのアプローチ
第2章 食の消費をとらえ直す―“行為”から“実践”へ
第3章 有機農産物の流通経路の多様化―産消提携から市場へ
第4章 消費者の食への関心―食の安全と持続可能性
第5章 生活クラブにおける“実践”―「持続可能な消費」を実現するしくみ
第6章 持続可能な食の消費の実現に向けたアプローチの検討
終章 サステナビリティの隘路を切りひらく
著者等紹介
藤原なつみ[フジワラナツミ]
九州産業大学グローバル・フードビジネス・プログラム准教授。名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程修了。博士(環境学)。専門は環境社会学、主な研究テーマは持続可能な食の消費(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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