出版社内容情報
有明海に臨む佐賀平野、一面に広がる水田の下五メートルの地中から、縄文時代早期の大貝塚とムラの跡がみつかった。厚い粘土層にパックされて朽ちずに残った七〇〇点あまりの「縄文編みかご」や動物の骨、木の実などは、土器や石器ではわからない縄文人の生活を伝えてくれる。
内容説明
有明海に臨む佐賀平野、一面に広がる水田の下五メートルの地中から、縄文時代早期の大貝塚とムラの跡がみつかった。厚い粘土層にパックされて朽ちずに残った七〇〇点あまりの「縄文編みかご」や動物の骨、木の実などは、土器や石器ではわからない縄文人の生活を伝えてくれる。
目次
第1章 地中深くに貝塚が…(奇跡の発見;居住域の調査(一次調査)
湿地性貝塚の調査(二次調査))
第2章 縄文のタイムカプセル(奇跡的にそろった三つの環境;居住域の遺構;貝層を調べる;貝塚に残されたもの;湿地に残されたもの)
第3章 縄文編みかごの世界(列島最古・最多;徹底的に調べる;編みかごの復元;復元からみえてきたこと)
第4章 東名縄文ムラ(東名縄文人;生業の移り変わり;ものづくりの広域交流;変動する環境を生き抜く;東名縄文人たちはどこへ)
第5章 東名遺跡のこれから(東名遺跡の保存;東名遺跡のこれから)
著者等紹介
西田巌[ニシダイワオ]
1966年、福岡県大牟田市生まれ。山口大学人文学部人文学科卒業。現在、佐賀市地域振興部文化財課主幹。東名遺跡の1次調査(1993年~)、2次調査(2004年~)を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。