出版社内容情報
「航空機の戦争」に動員された国土と国民
総力戦体制の下で、日本をはじめ各国はさまざまな航空機を大量生産し、人命とともに消耗戦を展開した。海軍航空基地の歴史は、航空機が十五年戦争の間に主力に躍り出て、最有力兵器となり、そして、壊滅した歴史である。
内容説明
本書は、これまで論じられることの少なかった、海軍航空基地が生まれ、変遷し、壊滅する過程、つまり海軍航空基地の形成と崩壊の歴史を「航空基地の戦争」と捉え、十五年戦争の実態をみようとするものである。
目次
第1章 航空基地研究の現状と課題
第2章 海軍航空基地の増加とその背景
第3章 海軍航空基地建設の概観
第4章 海軍航空基地が変遷する諸要因
第5章 まとめ―海軍航空基地の変遷
補論 大社基地と大社基地遺跡群
著者等紹介
若槻真治[ワカツキシンジ]
1957年、島根県雲南市生まれ。現在、戦後史会議・松江の世話人代表、石見銀山研究会の代表を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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