出版社内容情報
世界最古の文明は現在の西アジアを中心としたオリエントの地で生まれ、相互に関わり合いながら文字や芸術、金属加工技術、法律などを発達させ、後世の文明に大きな影響を与えた。本書ではメソポタミアやエジプトなどに加え、アナトリア、レヴァント、イランなど、エリアごとにその特徴や変遷を紹介する。
内容説明
世界最古の文明は現在の西アジアを中心としたオリエントの地で生まれ、相互に関わり合いながら文字や芸術、金属加工技術、法律などを発達させ、後世の文明に大きな影響を与えた。本書ではメソポタミアやエジプトなどに加え、アナトリア、レヴァント、イランなど、エリアごとにその特徴や変遷を紹介する。
目次
古代オリエントとは
オリエントの気候と風土
日本の研究者による調査の歴史
古代オリエントにおける農耕・牧畜の起源
“メソポタミア”都市とともに生まれた文明
“エジプト”ファラオの文明
“インダス”オリエント世界東端の都市文明
“レヴァント1”大国のはざま―青銅器時代の都市国家群
“レヴァント2”気候変動と「海の民」、古代イスラエルの出現
“レヴァント3”交易の民フェニキア人
“レヴァント4”聖書考古学
“アナトリア1”ヒッタイト王国の成立とビュクリュカレ遺跡の発掘
“アナトリア2”ヒッタイトと鉄
“アナトリア3”東西文明のかけはし―鉄器時代のアナトリア
アルファベットの誕生―文字の歴史
“シリア砂漠・アラビア砂漠”砂漠に暮らした遊牧の民
“イラン1”メソポタミア世界とイラン世界との前線エラム
“イラン2”ジーロフト文明と「マルハシ」の発見
“イラン3”世界帝国アケメネス朝ペルシア
“ペルシア湾岸1”オマーン半島に栄えたマガン
“ペルシア湾岸2”メソポタミアとインダスをむすんだ海洋の三国ディルムン
“中央アジア”オクサス―もう一つの大河文明
著者等紹介
安倍雅史[アベマサシ]
東京文化財研究所文化遺産国際協力センター・保存計画研究室長
津本英利[ツモトヒデトシ]
古代オリエント博物館・研究部長
長谷川修一[ハセガワシュウイチ]
立教大学文学部・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。