パインと移民―沖縄・石垣島のパイナップルをめぐる「植民地化」と「土着化」のモノグラフ

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パインと移民―沖縄・石垣島のパイナップルをめぐる「植民地化」と「土着化」のモノグラフ

  • 廣本 由香【著】
  • 価格 ¥3,850(本体¥3,500)
  • 新泉社(2024/02発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 360p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787723048
  • NDC分類 625.82
  • Cコード C1036

出版社内容情報

石垣島では戦前から台湾などの移民がパイナップル生産に取り組み、缶詰の加工産業が栄え、地域経済を支える基幹産業へと成長を遂げた。
貿易自由化等の影響でパイン加工産業が斜陽化していくと、生産者たちは試行錯誤を重ね、生果生産へ価値転換を図り、品質の優れた地域資源として根付くようになる。

多層的な「植民地化」のもとで社会的承認を獲得してきた移民1世、2世たちの苦闘の生活史と社会史を跡づける。

内容説明

石垣島では戦前から台湾などの移民がパイナップル生産に取り組み、缶詰の加工産業が栄え、地域経済を支える基幹産業へと成長を遂げた。貿易自由化等の影響でパイン加工産業が斜陽化していくと、生産者たちは試行錯誤を重ね、生果生産へ価値転換を図り、品質の優れた地域資源として根付くようになる。多層的な「植民地化」のもとで社会的承認を獲得してきた移民1世、2世たちの苦闘の生活史と社会史を跡づける。

目次

第1章 「植民地化」と「土着化」―なぜパインは原料から地域資源へと転換したのか
第2章 モノと人の関係と生活環境史―トータルな生活世界を見つめる
第3章 「中心」と「周辺」の入れ子構造―なぜパイン生産地は条件不利地域なのか
第4章 パイン産業と台湾系移民―パイン生産の草創から再生、興隆まで
第5章 パイン産業の斜陽化―モノカルチャー農業の「匿名性」
第6章 パイン産業の終焉と生産者の価値転換―「おいしさ」と「固有性」の創出
終章 パインと移民の社会的承認―「土着化」への転換過程における「承認をめぐる闘争」

著者等紹介

廣本由香[ヒロモトユカ]
福島大学行政政策学類准教授。立教大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は環境社会学、地域環境論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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二人娘の父

11
石垣島でなぜパイナップル栽培が始まったのか。その意味を、参与観察を含む調査によって明らかにする労作。すばらしい研究であり、最大限の敬意を表したい著作。本書が明らかにするのは「石垣島がパイナップル栽培しかできない島」とはならなかったことである。タイトルの「植民地化」と「土着化」の意味はそこにある。社会学素人の私には導入部分が特に読解に困難を覚えたが、そこさえ通過してしまえば、非常に読まされる文章である。参与観察ならではの読み応えである。石垣島にとどまらず、沖縄が抱える「自律・自立」への展望を示す良著である。2024/07/18

faqa

3
内容はまとめ的レビューや宣伝文句を見て貰えば良いとして、北海道・内地・沖縄本島・八重山・台湾に住んだ自分にとって人生の振り返り的な本でした。本に出て来る地域で住んでないのはハワイくらい。内地>沖縄>先島>台湾という力関係と差別意識への言及と具体例提示は自分が常々感じてもいたし主張もしていた事と全く同じ。著者には出来れば台湾でも日本人や外省人特権階級>平地漢民族>客家>原住民>原住民に滅ぼされた更なる弱小原住民という図がある事も現地調査をして肌で知って欲しかったです。2024/11/12

takao

1
ふむ2024/07/28

Y_Kuroyanagi

0
20250226ー202503122025/03/12

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