ことばの杖―李良枝エッセイ集

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ことばの杖―李良枝エッセイ集

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  • サイズ 46判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787722003
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

今からなのだ、と思う
生き行くためのことばの杖

韓国語で、愛は??(サラン)と言い、人は??(サラム)と言う。そして人の生そのものを?(サルム)と呼んでいる。この世界の成り立ちと、この世界をひきうけていかざるを得ない人間にとって、何よりもかけがえのない愛、人、生、という言葉が、?(サ)‐?(ル)という同じ音から始まっている。同じ音でとらえずにはいられなかった祖先たちの思いを、私は信頼し、尊敬したい。そして同じ音が繰り返される中で、言葉そのものにためこまれてきた力、としか言えない何かを、これからも確かめ続けていきたい。            
--本書より

三メートルもの長さの白いスゴンはあの世とこの世を結び、生き行く者たちの長寿を祈るという願いがこめられているのよ、と姉は教えてくれた。没後三十年がたって、姉のエッセイ集が発行される。ああ、ここで姉のことばはまた生まれ変わることができた。
--李 栄「姉・李良枝のこと」より

没後30年。37歳で亡くなった芥川賞作家の初エッセイ集。日本と韓国のはざまを生き、ふたつの民族性の間で引き裂かれる若き日の苦悩や、韓国に留学し伝統的な踊りや音楽をまなび、ひとりの女性として自身をみつめる珠玉の文章。妹の李栄さんが姉の最後の日々を綴ったエッセイも併録。

内容説明

没後30年。37歳で亡くなった芥川賞作家の初エッセイ集。日本と韓国のはざまを生き、ひとりの女性として自身を見つめる珠玉の文章。大庭みな子との対談のほか、詩や資料も収録。

目次

詩 木蓮に寄せて
1 旅の風景について(木蓮によせて;富士山;「寿」)
2 韓国の踊りについて(巫俗伝統舞踊―〓(モッ)の息吹
韓国巫俗伝統舞踊)
3 文学と文化について(愛を知り生の意味を確かめる;対談 湖畔にて(大庭みな子)
恨とほほえみ
私の「ゲーテとの対話」
私たちのDISCOVERYを求めて)
4 はざまを生きることについて(わたしは朝鮮人;散調の律動の中へ;若者に伝承されていく朝鮮人蔑視)

著者等紹介

李良枝[イヤンジ]
作家。1955年3月15日、山梨県南都留郡西桂町で在日韓国人の両親のもとに生まれる。早稲田大学社会科学部中退。大学在学の頃に伽〓琴、韓国語、韓国舞踊を習い始め、1980年から東京と韓国の往来を繰り返す。ソウル大学国語国文学科に入学し、小説「ナビ・タリョン」を文芸誌『群像』に発表。1988年にソウル大学を卒業し、翌年に小説「由煕」で芥川賞受賞。1992年、東京で長編「石の聲」の執筆に専念していたところ病に倒れ、5月22日に急逝。享年三十七(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ふたつの言葉・国家の狭間、両親の不和の板挟みにあって「私」を見出そうとする思考の強靭さが胸に迫り、彼女にそこまでの言葉を絞り出させたものの重み、拠り所について考えずに生きてこられた自分の立場性……と読みながら色々なものに思いを致してしまうエッセイ集でした。社会運動にも打ち込みつつ、イデオロギーからはどこか一歩引いたところから自分の立つ位置を見つめることができる冷静さというか、強さというか、それが本当に凄いなあと思ったのですが、舞踊とか文学というのはそうやって別の軸を確保することにも繋がる営みなのだなあ、と2023/11/16

srshtrk

1
李良枝の小説を何冊か読んだことがありますが、このエッセイ集で作家の、在日朝鮮人のアイデンティティの問題と韓国の伝統文化に対しての真摯な態度が覗える。それに、作家の生い立ちについてのエッセイと妹の李栄の回想の文章を対照的に読むことで、作家としてだけではなくて、人間としての李良枝の姿をより鮮明に見ることができた気がする。2022/08/01

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