出版社内容情報
快適な生活のために「一定の少数者」に苦難を強いていいものなのか。自分が「一定の少数者」になったときに「苦難」は心から受け容れられるものだろうか。「しかたない」と見過ごされる社会の「分断」や「排除」にどう向き合うのか、子どもたちの議論から学ぶ。
内容説明
快適な生活のために「一定の少数者」に苦難を強いていいものなのか。自分が「一定の少数者」になったときに「苦難」は心から受け容れられるものだろうか。「しかたない」と見過ごされる社会の「分断」や「排除」にどう向き合うのか、子どもたちの議論から学ぶ。
目次
第1部 授業編(小学4年 水はどこから―県民の水供給優先かダム底に沈む村民に寄り添うか;小学5年 これからの工業生産と私たち―アパレル産業を中心に;小学5年 シリア内戦と報道―情報産業と私たちのくらし;小学5・6年 近代産業の発展と現在の問い直し―高学年の社会科学習とよりよく生きようとする意識;中学2年 フクシマ問題と災害リスク―災害リスクの解消にむけてのとり組み ほか)
第2部 考察編(教育改革の流れと「私たちの位置」;「排除」に抗する社会科の構築にむけて―「生存保障」と「排除の抑制」の視座から;ダイバーシティを尊重する社会科授業―「多数決」から「少数(意見)の尊重」「個の尊重」へ
コロナ禍の教育実践―社会のさまざまな人びとに考えがおよぶような教育へ
夜間定時制高等学校からみる社会科教育の使命 ほか)
著者等紹介
坂井俊樹[サカイトシキ]
開智国際大学教育学部教授。博士(教育学)。東京学芸大学名誉教授、日本学術会議連携会員(第二五・二六期)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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