倭国の古代学

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  • サイズ A5判/ページ数 331p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787721150
  • NDC分類 210.32
  • Cコード C1021

出版社内容情報

動乱のつづいた東アジアの情勢のなかで、倭国には各地に王が割拠し、それぞれ独自の外交をおこなっていた。5世紀は、「ヤマト」と「カワチ」に政治拠点と墳墓を構えた倭の五王の時代である。激動の時代を経て、倭国大王が中央と地方の関係を築くまでの過程を描く。

内容説明

動乱のつづいた東アジアの情勢のなかで、倭国には各地に王が割拠し、それぞれ独自の外交をおこなっていた。5世紀は、「ヤマト」と「カワチ」に政治拠点と墳墓を構えた倭の五王の時代である。激動の時代を経て、倭国大王が中央と地方の関係を築くまでの過程を描く。

目次

序章 倭国・倭国王と日本・天皇
第1章 三世紀から四世紀の倭―七支刀と「ふる」の王
第2章 倭と百済の外交のはじまり
第3章 倭と金官国
第4章 四一三年の倭の遣使
第5章 「かづらぎ」の王と加羅国
第6章 倭とキビ王権―倭国王と対峙した一大勢力
第7章 倭の五王の政治拠点と墳墓―「カワチ」と「ヤマト」
第8章 ワカタケル大王と「キ」の王
第9章 オオド王(継体大王)と武寧王
結章 倭国の統一―倭国は古代国家か

著者等紹介

坂靖[バンヤスシ]
1961年生まれ。同志社大学大学院文学研究科修了、博士(文化史学)。奈良県立橿原考古学研究所企画学芸部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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広瀬研究会

6
国内に文献が残されていない時代のことは、後世の伝承や海外の史料を、遺跡や出土品と照らし合わせて「こうであったと考えても差支えない」くらいのことを言うに留める、といったエビデンス重視の姿勢が好ましい。倭国の王といっても、その実力は有力者たちの代表といった程度のもので、周囲には葛城、吉備、紀、河内などの独立勢力が割拠していた。その混沌の中から統一に向かって歩んでいくサマが描かれていて魅力的。2022/07/30

Akiro OUED

3
応神天皇も神功皇后も、記紀の記事のちぐはぐさで、実在性を失くした。あおりで、規模第二位の誉田山古墳は、倭の五王の墓に比定されない。古墳の被葬者を記紀の記述の中にヒモ付けるだけだと、被葬者不明のデカい古墳が余ってくるかもね。文献学x考古学=古代学って、シュリーマンが実践済み。2022/06/04

hyena_no_papa

3
著者は橿原考古学研究所在籍と言うだけあって、古墳を中心とする考古学的知見から倭国史を組み立てようとする。それはそれで意欲的な取り組みか。ただ、漢籍に親しんでいるものからすれば違和感は小さくない。天皇陵の比定自体様々な問題を抱えているし、倭の五王がそれぞれどの天皇に当たるのかも異論交錯して未だ収束を見ない。その中で埴輪など考古学的事物から特定の古墳を倭の五王の陵墓に比定しようとする試みには飲み込めないものを感じる。邪馬台国時代を「倭」の時代だとして「倭国史」から外すような組み立ては「普及書」として如何?2022/03/08

マサ

2
これまでの発掘調査から分かってきた古墳時代(3~5世紀)の実像が解説されている。群雄割拠の各地域の王の勢力範囲や相互の関係、朝鮮半島との交流や渡来人の活動が豊富な図版でイメージしやすかった。予想以上に血なまぐさい権力抗争と不安定な王権に驚いた。ミステリーだな。2024/07/02

NyanNyanShinji

1
歴史,特に古代史については一昔前の説というものが簡単に覆されてしまう。本書は考古資料や大陸・半島の歴史資料に基づきとある大胆な説を唱えている。即ち倭国の統一が近江と越の国に本拠を持ちオワリと繋がりを持ちヤマトに入った継体天皇(オホド王)以降の大王達によりなされる説である。それまでは倭国がイニシャティブを取りつつキビやキ、カツラギの首長達が個別に朝鮮半島に渡り任那の諸国と交易したり派兵したりしていたとの事。これらを南朝鮮と日本各地に残る古墳の形状,副葬品の類似から読み解く。次は筆者による蘇我氏の本を読みたい2023/03/09

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