シリーズ「遺跡を学ぶ」<br> 東京下町の前方後円墳 柴又八幡神社古墳

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シリーズ「遺跡を学ぶ」
東京下町の前方後円墳 柴又八幡神社古墳

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  • サイズ A5判/ページ数 93p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787720337
  • NDC分類 210.32
  • Cコード C1021

内容説明

映画『男はつらいよ』で有名な東京都葛飾区柴又で、まるで「寅さん」のような帽子をかぶった人物埴輪がみつかった。古墳の石室を造る石などない、人など住んでいなかったと思われてきた東京低地に、なぜ前方後円墳が造営されたのか、なぜ寅さん埴輪が出土したのか、古墳時代の東京下町を見直す。

目次

第1章 寅さんが出土した?(「寅さん埴輪」の出土;江戸・東京の下町と東京低地;柴又八幡神社古墳の発掘;あらわれた前方後円墳;「寅さん埴輪」と被葬者;東京下町の古墳時代)
第2章 柴又八幡神社古墳の発掘(柴又の鎮守様;古墳の発見;社殿改修と調査;市民と共同の学術調査)
第3章 あらわれた前方後円墳(景観の復元;墳丘の確定;石室の推定)
第4章 「寅さん埴輪」と被葬者(円筒埴輪と形象埴輪;柴又八幡神社所蔵資料;祭の痕跡;被葬者をさぐる)
第5章 東京下町の古墳時代(下総台地南西部勢力の進出;渡来文化の波及;ヤマト主権と東京低地;地域性・交流・境界性)

著者等紹介

谷口榮[タニグチサカエ]
1961年生まれ。国士舘大学文学部史学地理学科卒業。博士(歴史学)。葛職区産業観光部観光課主査学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月をみるもの

12
この帽子をかぶったいわゆる「寅さん」埴輪は、渡来系の人物らしい。。この地域の「下総国葛飾郡大嶋郷戸籍」(721年)は、古墳のできた100年くらい後のものだけど、そこに「刀良(とら)」と「佐久良(さくら)」という人物名が載ってる、、、とか、あまりに出来過ぎじゃね?2020/06/01

うしうし

5
図書館本で、斜め読み。東京都葛飾区に所在する柴又八幡神社古墳の概説。6世紀末から7世紀初めに構築された前方後円墳で、主体部は横穴式石室。ただし、墳丘・石室とも残存状況はよくない。樹立された埴輪は「下総型埴輪」で、人物埴輪には「寅さん」に似た帽子を被った男性像が出土している。出土土師器の中に牛角状把手の付く鉢があり、この祖形は朝鮮半島に求められる。「寅さん」埴輪も「帽子を着装する風習は当時の朝鮮半島の男子の正装を摸した人物埴輪」(p74)と評価されている。2020/07/12

kaz

2
寅さん埴輪の出土で話題になった古墳らしい。前方後円墳というのは、すべて発掘したうえでのものではなく、円墳でない可能性が高まったことから、諸状況をふまえたうえで判断した結果だそうである。確かに道路による削平等があると、今ではなかなか確認は難しいのだろう。本の中にも記載があるが、前方後円墳ということであれば、ヤマト朝廷との関係に関する考え方も、また異なったものになるのだと考えられる。 2020/08/09

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