内容説明
亡くなった人は海の彼方にある他界へと舟にのり旅立つ…。そんな日本列島に深く刻み込まれたイメージそのままに、丸木舟に亡骸を埋葬した痕跡が千葉県館山市の洞穴でみつかった。縄紋時代の洞穴利用と古墳時代の舟葬墓の発掘調査から、海の民の他界観を追究する。
目次
第1章 海からのまなざし
第2章 海進と隆起のはざまで
第3章 房総半島の洞穴に太古を求めて
第4章 大寺山洞穴の縄紋人
第5章 古墳時代の舟葬墓
第6章 舟葬と海上他界
著者等紹介
岡本東三[オカモトトウゾウ]
1947年生まれ。明治大学大学院文学研究科修士課程修了。博士(史学)。千葉大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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