出版社内容情報
2017年、百舌鳥・古市古墳群の世界遺産への推薦が決まり、関心が高まっている。しかし、百舌鳥古墳群内の多くの古墳が戦後開発で破壊され、主要巨大古墳が天皇陵・陵墓参考地とされてベールに包まれたままになっている。地元堺市に生まれ育った著者が、みずからの調査と保存運動の体験から、百舌鳥古墳群の実像に迫る。
第1章 百舌鳥古墳群の成り立ち
第2章 戦場の中の百舌鳥古墳群
第3章 荒廃と破壊の中の百舌鳥古墳群
第4章 巨大巨墳を造ったチエとワザ
第5章 陵墓はなぜ問題なのか
第6章 大山古墳の実像を求めて
宮川 ススム[ミヤカワ ススム]
著・文・その他
内容説明
戦後開発で多くの古墳が破壊され、主要巨大古墳が天皇陵や陵墓参考地とされてベールに包まれたままの百舌鳥古墳群。地元堺市に生まれ育った著者が、みずからの調査と保存運動の体験から、百舌鳥古墳群の全体像に迫る。
目次
第1章 百舌鳥古墳群の成り立ち
第2章 戦場の中の百舌鳥古墳群
第3章 荒廃と破壊の中の百舌鳥古墳群
第4章 巨大古墳を造ったチエとワザ
第5章 陵墓はなぜ問題なのか
第6章 大山古墳の実像を求めて
著者等紹介
宮川〓[ミヤカワススム]
1932年、大阪府堺市生まれ。1943年、国民学校生時に末永雅雄著『大和の古墳墓』を読み、古墳に興味をもつ。1945年、大山古墳(仁徳陵古墳)外堤に接して校舎のあった大阪府立農学校に進学し、堺市空襲で被災、古墳の被害を実見。戦後、復興の土取り場としてつぎつぎに破壊される百舌鳥古墳群の緊急調査に参加する。その後、地元で歯科医を開業するかたわら、遺跡の保存と陵墓公開運動を続ける。文化財保存全国協議会常任委員、奈良県立橿原考古学研究所共同研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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