内容説明
「倭人伝」を読むための基本的方法と姿勢。
目次
倭人伝と考古学(古墳と墳墓の用語について―卑弥呼の冢の解釈の前提として;吉野ケ里から邪馬台国が見える;「魏志倭人伝」と考古学;倭人磚と会稽;曹氏墓出土の倭人字磚と二、三の問題―李燦氏の業績を中心に;古代における日本と江南)
文字資料と研究法(発掘文字資料の年代の下限;銅鏡銘文と『万葉集』の表記;日本文化における文字と記号;磐井の墓か墓墳か;いま考古学から“記紀”を見る)
古典と考古学(風土記と考古学;崇神・垂仁から推古に下った狭山池;古典の地名と遺跡名;考古学からみた仏教受容―仏獣出土古墳と伽藍の造営;『万葉集』と考古学;大野寺の土塔と人名瓦について)
著者等紹介
森浩一[モリコウイチ]
1928~2013年。大阪市生まれ。1951年同志社大学文学部英文科卒業。1957年同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。大阪府立泉大津高校教諭、関西大学講師を経て、1965年同志社大学文学部専任講師、のち1972年同志社大学文学部教授。1999年同志社大学を退職し、同大学名誉教授。2012年第二十二回南方熊楠賞受賞。2013年8月6日逝去(八十五歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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