内容説明
歴史和解は一日で成り立つものではない。韓国と日本が歴史対立を克服するためには、相手国の歴史認識だけを問題にして改善を求めていては困る。両国民は自らの歴史認識だけが正しいという固定観念から抜け出し、より柔軟かつ洗練された姿勢をみせるべきである。
目次
1 日韓“歴史対立”(歴史認識の衝突と接近;再燃する歴史対立;未解決の歴史問題)
2 日韓“歴史対話”(積み重ねられた対話;民間による対話の進展;第一期日韓歴史共同研究委員会;第二期日韓歴史共同研究委員会)
歴史和解のための提言
著者等紹介
鄭在貞[チョンゼジョン]
韓国・ソウル市立大学校国史学科教授、文学博士。専攻は韓国近現代史、韓日関係史、また韓国での日韓歴史教育、歴史教科書問題の第一人者。韓国・ソウル大学校師範大学歴史教育科卒業、東京大学大学院修士課程(東アジア史専攻)、ソウル大学校大学院博士課程(韓国近現代史)修了。東北アジア歴史財団理事長、韓日歴史共同研究委員、北海道大学・東京大学特任教授などを歴任
坂井俊樹[サカイトシキ]
東京学芸大学教授。おもな研究は歴史教育、現代韓国教育史、リスク教育論など
金廣植[キムクァンシク]
東京学芸大学研究員および立教大学などの非常勤講師、博士(学術)。研究テーマは、近代朝鮮文化史、近年はおもに朝鮮民俗・考古学史、口承文芸を研究している
徐凡喜[ソボミ]
翻訳業・韓国語講師。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。おもな研究テーマは、韓国に帰還した韓国海外養子の内面葛藤に関する研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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