内容説明
未来社会はアソシエーション。「各人の自由な展開が万人の自由な展開の条件であるような、ひとつの共同社会」=「アソシエーション」。「アソシエーション」にマルクスが込めた解放論的構想を精緻に読み解き、彼の思想を未来社会へと再架橋する。定評ある名著に新たに4章を増補し、待望の復刊!
目次
序論 アソシエーションというマルクス再読視座
第1章 ルソーのアソシアシオン論とマルクス
第2章 『ドイチェ・イデオロギー』と「諸個人の連合化」
第3章 アソシエーションと移行諸形態
第4章 アソシエーションと「自由な個人性」
補論 マルクス再読の試み
増補第1章 マルクス・アソシエーション論と訳語問題
増補第2章 『共産党宣言』とアソシエーション論的転回
増補第3章 再読されるマルクス
増補第4章 「アソシエーション」「アソシエイトした」のマルクスによる用例一覧
著者等紹介
田畑稔[タバタミノル]
1942年大阪市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程哲学哲学史専攻単位取得退学。富山大学教養部助教授(哲学担当)、広島経済大学経済学部教授(倫理学担当)、大阪経済大学人間科学部教授(哲学、人間論担当)などを経て、現在、季報『唯物論研究』編集長、大阪哲学学校世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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