内容説明
1949(昭和24)年から4年間、中学校1年生の社会科副読本として使われた書籍を1987年に復刻出版。“父親を戦争で失ったラーメン店主が出版した本”。「天声人語」に2回紹介。憲法全文掲載。
目次
憲法
民主主義とは
国際平和主義
主権在民主義
天皇陛下
戦争の放棄
基本的人権
国会
政党
内閣
司法
財政
地方自治
改正
最高法規
著者等紹介
田浪政博[タナミマサヒロ]
1938年、東京・三ノ輪に生まれる。東京大空襲を生きのび、1976年、東村山市秋津町に「らあめん秋津屋」を開業。現在、NPO法人ごみ、環境ビジョン21理事長。東村山市美住リサイクルショップ運営委員長ほかを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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北条ひかり
2
2時間3分(日本点字図書館と音訳者さんに感謝) 僕は法律と会計を専門とするが、憲法改正論議に関しては基本書に書かれている程度の知識しか持たないし、正直それ以上の興味もない。軍隊をどのように整備するかは民主主義的決定に基づくしかない以上、司法判断は回避される。終戦まもない頃に文部省が発行した教科書「あたらしい憲法のはなし」と「民主主義」は、当時の政府の考え方を示していたのだろうが、今日においても拘束力を持つとは考え難い。ただ、集団的自衛権の支持者たちは、なぜあんなにアメリカ従属路線なのか、不思議でならない。2015/08/10