内容説明
急速な経済成長に沸くインドで、多くの人々の生存が脅かされ、貧困と不平等が拡大し続けている。グローバリゼーションを制御するための施策を見出さなくてはならない。
目次
1 グローバリゼーションの新視点
2 変化する国際秩序―グローバリゼーション下の覇権のゆくえ
3 凌駕する市場―履行されない約束と不均衡
4 技術革新の波及力―経済発展への自動装置になるうるのか?
5 経済発展なき経済成長―問題を看過してよいのか?
6 グローバリゼーションと世界経済危機―今後の展望
著者等紹介
セン,スナンダ[セン,スナンダ][Sen,Sunanda]
1935年10月20日生まれ。1963年、カルカッタ大学にて最優秀論文に選出され、博士号を取得。以後、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、オランダなど、世界各国の研究機関のみならず、国連のUNCTADをはじめとした複数の国際機関においても研究活動を行い、1981年から2000年までインド、ニューデリーにあるジャワハルラル・ネルー大学の教授を務める。インド社会科学院のナショナル・フェローおよびイギリス、ケンブリッジ大学の生涯フェローに選出されている。専門は金融論、グローバル経済論
加藤眞理子[カトウマリコ]
東京大学経済学部経済学科卒、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻修士課程、サセックス大学修士課程、ロンドン大学東洋アフリカ研究所博士課程を経て、2010年、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻において博士号を取得(学術博士)。2010年4月より2012年3月まで、法政大学サステイナビリティ研究教育機構においてリサーチ・アドミニストレータ(ポスト・ドクトラル研究員)として活動、2012年4月より西南学院大学経済学部専任講師。専門はインド経済、開発経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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