目次
“気づき”とは
四種の“気づき”を確立する経典
“気づき”のエクササイズ(身体を観察する;感覚を観察する;心を観察する;心の対象を観察する)
“気づき”の瞑想のポイント(心の対象(法)は心にほかならない
観察する対象とひとつになる
真実の心と迷いの心はひとつ
争いを超えた道
観察とは教義を植えつけることではない
結び)
付録 三種の訳本について(経典成立の歴史;第二訳本:念処経;第三訳本:一入道経;三種類の訳本の比較)
著者等紹介
ティク・ナット・ハン[ティクナットハン][Thich Nhat Hanh]
1926年、ヴェトナム中部生まれ。一六歳で出家し禅僧になる。1960年代初めにサイゴンで、仏教の非暴力と慈愛にもとづく社会福祉青年学校、ヴァン・ハン仏教大学、ティエプ・ヒエン(相互存在)教団を創設。1966年、平和使節としてアメリカとヨーロッパを歴訪。アメリカ政府やペンタゴンに平和提案を行う。その中立的な立場からの平和と停戦の主張を理由に、政府から帰国を拒否され、以後フランスでの亡命生活に入る。1982年に南部ボルドーに仏教の僧院・共同体である「プラムヴィレッジ」を開き、難民を受け入れ、生活と一体になった瞑想を実践しつつ、著作・講演活動を通じて仏教の教えと平和の実践を説く
山端法玄[ヤマハタホウゲン]
1935年生まれ。禅僧。少年時代に第二次大戦から戦後にかけの飢餓混乱期を経験。高校二年生の時、人生の煩悶を抱えて坐禅を始める。静岡県田方郡函南町長源寺の住職を勤め、現在は隠退。1998年にオーストラリア・バイロン湾に道中庵を建てて住み、その地の道友たちと坐る
島田啓介[シマダケイスケ]
1958年生まれ。精神科ソーシャルワーカー(PSW)・カウンセラー。ワークショップハウス「ゆとり家」主宰。農業をベースにした自給的生活と、からだとこころの癒しの提供に取り組む。1995年、ティク・ナット・ハン師来日ツアーの主催者のひとりとして、オーガナイズに関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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