内容説明
あぐりびとニアグリカルチャー×人。自力で山を開墾、家を手づくりし、有機農家となった家族の移住・就農物語。
目次
1 飯田農園誕生物語(峠のわが家;旅の途上で;坂道;とまどい;仲間;新しいはじまり)
2 飯田農園の農と暮らし
3 八郷のあぐりびととアンケート―農の未来を支える女性たち
著者等紹介
いいだかなこ[イイダカナコ]
飯田可奈子。1973年、神奈川県横浜市生まれ。1996年、都留文科大学初等教育学科卒業(図工科専攻)。同年、茨城県笠間市の窯元にて陶芸の弟子修業に入る。1999年に結婚後、メキシコ、ペルーなどに滞在。2001年、南米から帰国して長男を出産、茨城県新治郡八郷町(現石岡市)に一家で移住。現在、2児の母。陶芸家として主に子どものうつわを制作し、夫の栽培する飯田農園の有機野菜とともに「パチャママ屋」の屋号でイベントなどにも出店(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yurari
3
中南米で出会って恋して結婚して、ってところまでは壮大なラブストーリー風だが、その後ゼロからあぐりびとに・・。旦那さんがとにかくすごい。家を作っちゃうなんて。妻へのプレゼントが渡り廊下だなんて、なんてかっこいいんだろう。夫婦ともにあぐりびとになる、というのは生半可な覚悟じゃ無理。それと、就農する際は頼れる先輩がいる場所を選ぶべきだと強く思った。2017/03/20
ジィジィ
2
南米を旅し、日本人宿で友人達と深い絆を作る。就農して有機野菜をゼロから作る。セルフビルドの家に住む。なんか、夢いっぱい、キラキラ、って感じでちょっと傍目から見たら羨ましさや、理想的で近寄り難さを感じてしまうけれど、読むと、凄まじい苦労の時期があったんだと驚愕。電気も水道もガスもお風呂もトイレもない所で赤ちゃんと生活を始めるなんて、それでも子育てしかしてないと自分を責めるなんて、すごすぎる。とてもリアルで嫌味のない、‘ユニークな暮らし’の実態が描かれていて素直に読めたし面白かった。私にはマジ無理。2015/04/27
虎ボルタ
1
後半、イラストの辺りからは加速度的に面白くなった。やはり、絵が入るとメッセージ性は格段に上がる気がする。トマトの瓶詰めは是非やってみたい。鳥の平飼いも。2016/04/20