内容説明
旅で出会った自然の風景、世の移ろい、人々との交流を味わい深い文章で綴る。
目次
1 北の大地へ
2 日本の原風景、東北へ
3 故郷、栃木へ
4 住む街、東京で
5 甲信越の山並みへ
6 西国へ
7 南の島へ
8 海の彼方へ
著者等紹介
立松和平[タテマツワヘイ]
作家。1947年、栃木県宇都宮市に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。在学中から日本各地および海外を旅し、70年に処女作「とほうにくれて」が『早稲田文学』に掲載される。同年、「自転車」で早稲田文学新人賞を受賞。出版社への就職が内定していたが就職せず、土木作業員や魚市場の荷役など種々の職業を経験しながら執筆活動をつづける。73年、帰郷し宇都宮市役所に就職。79年から文筆活動に専念。80年「遠雷」で野間文芸新人賞、93年「卵洗い」で坪田譲治文学賞、97年「毒―風聞・田中正造」で毎日出版文化賞、07年「道元禅師」で泉鏡花文学賞、08年親鸞賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tecchan
0
立松和平氏が亡くなられてから早12年。氏に講演をお願いし田舎町にわざわざ来てもらったのが27年前になろうか。気安くサインや写真撮影にも応じてもらい,その人柄に魅了された。それから氏の作品はどれだけ読んだろうか。この作品は、旅のエッセイ。単に観光地を紹介するのではなく、人や出来事,そして,自分の若かりし頃の旅の思い出などを綴る。 氏の人柄が良く出ている。2022/02/23
ふるさん
0
視線の位置をかえること、それが旅にでること。まさしく。2018/10/06
Yasuhiro Miyake
0
芭蕉 絶対に安住しない コツコツと努力を積み上げついの棲家を最終の目標とする人の二つのタイプ 太宰治 津軽 東北 風景の奥に隠されている遠い記憶2018/01/28