内容説明
和製英語は悪者ではない。美しい日本語の汚染、英語習得の障壁と非難される「カタカナ英語」。しかし、それは新たな文化の創造に寄与しつづけていることを、アメリカ人言語・文化人類学者が、日常会話や広告、Jポップの歌詞など豊富な事例から解き明かす。
目次
1 和製英語とは何か
2 英語で新たな声をあげる日本女性たち
3 「記号帝国」日本、視覚に訴えかける英語
4 英語との接触に苦闘してきた日本人
5 刺激されるアイデンティティ、ナショナリズム
6 世界の英語・日本の英語
著者等紹介
スタンロー,ジェームズ[スタンロー,ジェームズ][Stanlaw,James]
1953年、アイオワ州ダーヴェンポート生まれ。北イリノイ大学修士課程修了(人類学・東南アジア)。イリノイ大学アーバナ・シャンペーンPh.D.取得(人類学)。現在、イリノイ州立大学教授。文化人類学・言語人類学・認知人類学・日本
吉田正紀[ヨシダマサノリ]
1945年、神奈川県生まれ。立教大学大学院文学研究科地理学専攻修士課程修了(人類学・オセアニア)。イリノイ大学アーバナ・シャンペーンPh.D.取得(人類学)。現在、日本大学国際関係学部教授。文化人類学・医療人類学・東南アジア研究・国際文化論
加藤将史[カトウマサシ]
1979年、埼玉県生まれ。桜美林大学文学部英米文学科卒業。イリノイ州立大学社会学部修士課程修了(MS)。現在、イリノイ州エバンストンにあるRotary Internationalに所属。日本語翻訳・言語学担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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