内容説明
制度としての「家族」に回収しきれない、人々の家族をめぐる経験。そうした個人的で、そしておそらく瑣末で、場合によってはとるに足らないようなものであるかもしれない経験の社会学を求めて。家族を成し遂げる人々の多様な実践。社会構築主義の立場から家族を考える。
目次
第1章 家族社会学の「多様化」と社会構築主義
第2章 日本における「標準理論」の受容過程―「核家族論争」再考
第3章 家族機能をめぐる諸問題―家族社会学の論理と人々の方法
第4章 家族社会学のニッチ
第5章 家族であることを支援する―「家族支援」の技巧的な実践
第6章 福祉的支援のエスノグラフィー
著者等紹介
木戸功[キドイサオ]
1968年生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。早稲田大学人間科学部助手、日本学術振興会特別研究員、立教大学、和光大学、聖心女子大学などの非常勤講師を経て、札幌学院大学人文学部准教授。専門は家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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