出版社内容情報
世界遺産が日本でブームになっている。そこには観光客をあてこんだ地域振興策が見え隠れするが、世界遺産は本当に地域再生に役立つのか。昨年登録された石見銀山、今年登録をめざす平泉、道路建設で世界遺産級の歴史的景観が破壊されようとしている鞆の浦などの現場から検討する。
目次
0 世界遺産ブーム
1 世界遺産とは何か
2 石見銀山が世界遺産になった底力
3 登録めざす平泉の挑戦
4 「坂のまち」尾道、試行錯誤のまちづくり
5 鞆の浦“世界遺産訴訟”
6 問われるまちづくり
著者等紹介
毛利和雄[モウリカズオ]
1948年生まれ。早稲田大学第一政治経済学部卒業。NHK入局後、奈良・大阪局などを経て、現在、NHK解説委員。文化財報道に長年携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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