内容説明
大陸への玄関口・博多湾に面した早良平野・吉武高木で、大形の甕棺墓・木棺墓がつぎつぎとみつかった。なかでも三号木棺墓から出土した「銅鏡・勾玉・銅剣」の三点セットは、後の「三種の神器」をイメージさせる。時代は弥生中期はじめ、最古の王墓の発見だ。
目次
第1章 最古の王墓を掘る
第2章 甕棺墓と木棺墓
第3章 鏡・玉・剣
第4章 弥生人の精神世界
第5章 弥生の王墓とは
第6章 吉武高木人物往来
著者等紹介
常松幹雄[ツネマツミキオ]
1957年、福岡市に生まれる。早稲田大学教育学部地理歴史専修卒業。現在、福岡市教育委員会文化財部、主任文化財主事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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月をみるもの
9
林檎様によれば、このへんは、きっと正しい"冬の匂い"がするに違いない。次の九大出張の時に、ぜひ立ち寄りたい。 http://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/yoshitaketakagi/news/detail/1332018/12/16
うしうし
6
福岡市西区吉武高木遺跡を概説した書籍。細形銅剣、銅矛、銅戈・多鈕細文鏡・碧玉製勾玉、管玉が出土した3号木棺墓は、「剣・鏡・玉」がセットで副葬される「最古の王墓」と位置付けられている。遺跡の概説だけでなく、青銅器の概説としても良好な書籍である。 本日、吉武高木遺跡を史跡公園として整備した「やよいの風公園」を訪れることができた。見学していて驚いたのは、遺跡の最大の特徴といえる特定集団墓と大型建物の遺構の直上に「よりによって」というくらいの位置で、道路が敷設されていたこと。 2019/07/27
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