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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月をみるもの
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粒揃いの「遺跡を学ぶ」シリーズのなかでも本書は(1)発掘の中心となった著者が(2)都市開発と文化財保護の合間にたちつつ(3)考古学という学問のまったく新たな地平を切り開いた経過を紹介する、という本シリーズの美点をすべて備えている。池上曽根遺跡から掘り出された柱木材に、年輪年代学と AMS による炭素14分析が適用された結果、弥生時代の絶対年代が見直される。Ia 型超新星が天体への距離を測る基準となっているように、発掘された木材は過去との時間差を決めるための指標となっているのだ。2018/12/15
えひめみかん
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2016年に来訪。予想以上の大きさに驚きました。2017/01/02