内容説明
東京湾に面した千葉県・京葉地区は日本最大の貝塚地帯。その中心的遺跡・姥山貝塚には二〇世紀初めから注目・研究され、縄文社会像の基準確立に貢献した遺跡である。研究の歴史を追いながら、埋葬人骨等の考古学的検討により縄文の家族や集団、社会構造をかいまみる。
目次
第1章 海と貝塚(日本考古学史を飾った姥山貝塚;日本最大の貝塚地帯 ほか)
第2章 発見から縄文基準の確立へ(姥山貝塚の位置と形;姥山貝塚の発見 ほか)
第3章 埋葬から縄文社会をのぞく(埋葬の変遷;「姥山の五人」が語るもの ほか)
第4章 縄文の生活領域を想定する(古市川湾沿岸の生活領域;領域内の遺跡の分布とその関係 ほか)
第5章 史跡姥山貝塚
著者等紹介
堀越正行[ホリコシマサユキ]
1947年生まれ。明治大学大学院史学専攻考古学専修修士課程修了。市立市川考古博物館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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