内容説明
謡曲のなかにいかに多くの「九州王朝」が語られていることか―。長年、古田史学に親しみ、それを土台として謡曲集二百番を読み終えた時の驚きは、記紀に描かれた古代史の常識を打ち破った。「鶴亀」「淡路」「弓八幡」などの謡曲を手がかりに、この国のはじまりの真実を問う。
目次
謡曲のなかの九州王朝(鶴亀;淡路 ほか)
藤原氏の出自―九州王朝の貴族(鏡王女と藤原鎌足;志貴皇子は天皇であった―鏡王女と藤原鎌足・追記 ほか)
通説を疑う―これらは九州王朝の事績ではないのか?(近江は淡海(博多湾)のこと
紀の国は佐賀県のこと ほか)
大和朝廷前史―饒速日・宇摩志麻遅王朝(神武の東征は大和でしょうか;饒速日・宇摩志麻遅王朝 ほか)
著者等紹介
新庄智恵子[シンジョウチエコ]
1919年京都市生まれ。多元的古代研究会・関東会員。東京都杉並区在住
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