内容説明
光あふれる菜の花畑。そこに生まれてくる小さないのちたちに、慈愛に満ちた母のまなざしがそそがれます。誕生の喜びにあふれています。
著者等紹介
新美南吉[ニイミナンキチ]
1913~1943年。愛知県生まれ。雑誌『赤い鳥』に「ごん狐」をはじめ、多くの童謡、童話を発表した。ほかに、少年小説や民話的メルヘン等、すぐれた創作活動を展開したが、29歳で早逝
鈴木靖将[スズキヤスマサ]
日本画家、創画会会友。1944年、滋賀県大津市に生まれる。万葉集をモチーフに絵を描き続けている。全国の万葉ゆかりの地を訪ねて万葉画展を開催。万葉のルーツを訪ねて、韓国各地、中国各地で万葉画展開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Naomi
12
きれいな絵です。なたねのつぼみたちの、ほんわかした表情が可愛らしい。ちょっと馴染みのない言葉使いもあるけれど、優しい世界観、芽吹くあったかさと新鮮さを感じました。2014/05/23
マツユキ
11
まだ、そとの世界を知らないつぼみたちが…。小さな命へな眼差しが暖かい。春に読むのにぴったりの絵本です。低い声、声に出して読むのが、難しそう。2019/11/13
サウスムーン
10
新美南吉作品。これ好きだなぁ。なたねが花開く描写も生き生きとしているし、登場する生き物の絆は温かいし、小さな命が生まれる時の喜びにあふれた作品。絵本にしてくださったことに感謝。2018/10/24
まげりん
10
やっぱり新美南吉はいいわ〜!春の野原が目に浮かぶ。うまのお母さんの柔らかな優しさと、咲いたばかりの菜の花の命の輝きが対照的なんだけど、春の暖かな空気に包まれている感じが好きです。2015/11/13
mari
8
春や新しい世界が待ち遠しくなるような、菜の花と馬と蝶々のお話。2014/10/17