Deep nature photo book
となりのツキノワグマ

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  • サイズ B5判/ページ数 159p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787586056
  • NDC分類 489.57
  • Cコード C0072

内容説明

斬新奇抜な発想と卓越した撮影技術で、知られざるツキノワグマの実態を痛快に照らしだした衝撃の写真集。一歩山へ入ればクマはいる、あなたの隣に。

著者等紹介

宮崎学[ミヤザキマナブ]
1949年、長野県に生まれる。精密機械会社勤務を経て、1972年、独学でプロ写真家として独立。中央アルプスを拠点に動物写真を撮り続け、「けもの道」を中心にした哺乳類および猛禽類の撮影では、独自の分野を開拓。現在、「自然と人間」をテーマに、社会的視点に立った「自然界の報道写真家」として精力的に活動している。自身のウェブサイト「森の365日」では、切り株や樹洞に来る動物たちを24時間ライブカメラで中継するなど、ユニークな試みを展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

41
絶滅が心配されているツキノワグマ、ほんとうにそうなのかと筆者は書いている。森林伐採や山の荒廃が原因だというのは人間が勝手に決めつけているのではないか。人間が思っているとりずっと逞しくて大胆な生き物であること、蜂蜜が好きだというのは実は全ての熊がそうではないということ、時には奈良漬けや味噌樽が好きな奴もいることなど、今までのツキノワグマに対する先入観を払拭してくれた。まだまだ知らないことが多いツキノワグマへの関心が深まった。2014/06/18

雪紫

23
可愛くて怖い(解体シーンまであり!)ツキノワグマの写真集にして解説書。一人称オイラだけど、内容は傷跡やエサも紹介したりと案外真面目。とりあえずカメラに反応するツキノワグマは可愛い。2020/06/18

zoe

18
2010年。写真がふんだん。個体数は多いんじゃないか派。色々と観察はしているが、個体数の把握は難しいと思われる。筆者の感覚では、定説(10000前後)より多い。積極的に観察して、クマに遭遇する機会があることが根拠である。また、同じ2010年に出版された森山まり子氏とは、森の描写が異なり、それぞれが見ている森という前提が違い過ぎ、結論が真逆になるようにそれぞれ出来ている。2019年。9年は、森も、人間社会も、動物の世界も変わることができる時間である。2019/04/20

ぱんぺろ

13
自然写真家による本州・四国最大の陸上野生哺乳類観察記。筆者の、対象に接近するに際してこれから入る自然への約束感情や価値構築の個性が強烈。解り易い構成と写真の数々が謎多き生物に新しいひかりを照らす。この賢き巨大な夜走獣の行動食性、住居事情、種の保存など様々な面にユニークで斬新な撮影技術を駆使し肉薄、本獣を『幻の絶滅危惧種』と安易にレッテルを貼る誤解の底にあるものが、あまりにも根深い自然軽視であることをあぶり出す、学術書というよりは山男の経験則がツキノワグマを観ることで人間を描く。老若男女問わずにお薦めの一冊2015/09/19

スイBLスキー

8
図書館より。SNSで流れてきたこの本。熊の多い今年。帰省中にも何件かニュースになったけど、まだまだ続いていて被害が多い。恐怖でしかない。だけど…お互いが生きている。だけど…熊からみたら人間なんて…脅威だ。2023/10/28

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