字が話す目が聞く―日本語と要約筆記 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787585868
  • NDC分類 378.28
  • Cコード C0037

内容説明

人間にとって欠かすことができない日々の「コミュニケーション」「情報の伝達」について改めて見なおし、そのコミュニケーションの場で「文字」が“話す”「要約筆記(通訳)」のアウトラインを紹介。また、要約筆記(通訳)や手話通訳を対象にした日本語講座でのテキストやノートをもとに、著者なりの「日本語」の俯瞰図を描き、その中でコミュニケーションにおける「要約」の役割についても考える。

目次

1 コミュニケーション(コミュニケーションの変遷;聴覚障害者の現状;要約筆記のあらまし)
2 楽しく字が話す(日本語の特質―5つの変化と5種類の文字;日本語の機能―不思議な語順;日本語の用法―わかる・ちぢめる・書く話す)

著者等紹介

上村博一[ウエムラヒロカズ]
1937年福岡生まれ、のち奈良へ。1960年京都大学法学部卒業。NHKで報道畑を歩む。報道局チーフプロデューサー、NHKネットワーク専門委員など。記者、ディレクターとしてニュース番組のデスクを担当。1989年、フリーのディレクターとなり、NHK手話ニュースに、その発足時から、山城秀生らとともに尽力した。その後、友人たちと、聞こえに障碍を持つ人々のためのボランティア団体「おだまきの会」を立ちあげ、12年にわたり「おだまき賞」の贈呈、手話ビデオ制作、要約筆記の普及など地道な活動をつづけたが、ガン治療のためにこれらの仕事から退いた。3年間の闘病の末、元気を回復、現在、要約筆記者を対象にした「日本語講座」の講師をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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玻璃

2
著者は要約筆記者養成講座で日本語の講師を務めていた人だそうだが、要約筆記の技法そのものには素人だとのこと。日本語の基礎知識は養成講座でも難しいところで、学校では日本語の文法をほとんど学んでいないのだと痛感する。音声の外国語を日本語に通訳する、音声の日本語を手話に通訳する、それらと比べると、音声日本語を書記日本語に通訳する要約筆記は、一般のなじみがないこともあって筆談と混同されやすい。聞こえない人とのコミュニケーションには気軽に筆談したいが、要約筆記の専門性を改めてしっかり学びたい。2020/12/04

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