内容説明
ロンドンのアーガシー劇場でミュージカル上演中の花形俳優ステインは、風変わりな嫌がらせをたびたび受けていた。やがてステインの自宅でいまわしい事件が起こる…キャンピオンは関係者たちの人間関係を解きほぐしながら事件の核心に迫ってゆく。
著者等紹介
アリンガム,マージェリー[アリンガム,マージェリー][Allingham,Margery]
1904年英国生まれ。英国ミステリ黄金時代の四大女流作家の一人
井伊順彦[イイノブヒコ]
1955年生まれ。早稲田大学大学院博士前期課程(英文学専攻)修了。英文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nightowl
4
かつて悪女として名を馳せた者の死。ミュージカルスターの家には関わると面倒な人々が集っていた。さて真相は?訳者あとがきによれば"出来栄えは最上級に属する"らしい。いやあ、この煮え切らなさをアリンガム初心者が読んだら二度と手に取らなくなりそう。人物に関連のある「ファラデー家の殺人」からここへ来るのも謎解き要素は薄めなので危険。芸能関係者が舞台を降りると醸し出す不穏な空気を愉しむ作品。二流か三流のスターに思えていたのに、最後の文章で井上芳雄の像が立ち上がってくる妙味を買う。2025/11/01
UPMR
3
初めて読むアリンガムの長編がこんなマニアックでしかも恋に惑わされる名探偵というイレギュラーな試みをしている本書なのは我ながら変な気もするが、決してつまらない作品ではなかったのは幸い。実際、試み自体は結構面白いと感じた。とりわけ、この試みによって探偵役のキャンピオン氏がラストの謎解きにおいてはかなり稀有な立場に置かれているところがユニークだ。そのサプライズの効果を高めるために、第二の事件の規模を大きくして、探偵役の良心と恋心のジレンマをより究極的なものにすることで読者の感情移入を誘っているのだろう。2023/02/04
J・P・フリーマン
3
舞台俳優ステインへの嫌がらせ事件を調べるように依頼されたキャンピオン氏。ところがステイン邸を訪れたときに思いもよらない事件に遭遇する。しかもキャンピオンはステインの奥さんに一目惚れしてしまい。彼女を傷つけないようにするためいつになく事件に関わることに消極的になってしまう。キャンピオンの人間らしさが見れる作品になっています。ただ今回の彼がやっていることは警察の捜査にちょいちょい口をはさむくらいなので、推理小説としては物足りない部分があるかもしれません。2017/01/28
kanamori
0
☆☆☆2013/09/27
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