内容説明
酷寒の地の果てへ…19世紀末、極北の地クロンダイクで発見された黄金に憑かれた人々。生命をかけたその苛酷な冒険の旅を描く。世紀を超えて読み継がれる名作の数々。
著者等紹介
辻井栄滋[ツジイエイジ]
1944年、京都府に生まれる。立命館大学教授、文学博士、日本ジャック・ロンドン協会会長、米国ジャック・ロンドン財団顧問。京都府在住
大矢健[オオヤタケシ]
1964年、東京都に生まれる。明治大学助教授。東京都日野市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
19
アラスカの地に暮らす人々の短編集。わがままな2人の砂金探しの男達が図らずも小さな小屋で冬を越さなければならなくなったのが表題作。あっという間に険悪な仲になり暗くて厳しい寒さの中で果てしない争いを続ける。極北の他で果たされない約束。どうにもできない気持ちのぶれかた。生き延びるための我慢や譲り合いや思いやりは命がかかっているのに皆無になり、小屋の扉の隙間からあっという間に広がってくる氷の膜。 他の作品も皆すごかった。極北は生きるだけで重労働だ。2024/04/16
さぼ
15
過酷。氷点下の大自然に挑み、極限状態の中必死に生き抜こうともがく人間の姿が様々な形でリアルに描かれる。大抵バッドエンドだが、登場人物たちが命を失いかねない中辿り着く思考は一つの哲学だと思う。 ラストがドラマチックな「焚き火」と白人に立ち向かうも大きな時代の流れとも言えるその侵略に為す術なくたった一人生き残った悲しいインデアンの老人を描いた「老人たちの結束」が気に入った。訳がいまひとつなところはあるが読み応えのある作品集。2019/12/22
pio
6
前回読んだ短編集「火を熾す」の中の3つの作品と重なってました。面白かったのですが、翻訳者が違うとこんなにも違うのか、と強く感じました。2024/03/04
Kaname Funakoshi
1
アラスカ黄金狂時代を描いた短編集。作者のジャック・ロンドンもその一人だったとか。金を求めて、あるいは極北で商売して一旗揚げようとした人たちの悲喜劇。主に悲劇2020/08/03
なおき犬
1
極北の地にて、生の掟、老人たちの結束、千ダース、生命にしがみついて、マーカス・オブライエンの行方、焚き火の7篇を収録。いずれも19世期末のカナダ北西部からアラスカが舞台。冬の北極圏に挑んでいった者達の生と死が克明に描かれている。中でも「生命にしがみついて」の後半で展開される野生との緩やかな死闘には最後までハラハラとさせられた。それぞれの物語で描かれる大自然の厳しさと人間の儚さに、冷たくも透き通ったような美しさを感じた。2019/11/22
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