内容説明
ジャズ・エイジと大不況とのはざまの時代を背景になつかしいマンハッタンで男と女がふと出会い恋に落ちる。だが、やがて男の人生は運命に翻弄されてゆく。もっともウールリッチらしい幻の作品。
著者等紹介
ウールリッチ,コーネル[Woolrich,Cornell]
1903年ニューヨーク生まれ。1968年没。コロンビア大学在学中に作家としてデビュー、生涯に23冊の長篇小説と200を超える短篇小説を発表した。代表作は『幻の女』『曉の死線』。別名ウィリアム・アイリッシュも有名。『マンハッタン・ラブソング』は6作目の長篇小説である
門野集[カドノシュウ]
1962年生まれ。一橋大学社会学部卒業。訳書にセイヤーズ『ナイン・テイラーズ』(集英社文庫)、ウールリッチ『見えない死』(新樹社)、クイーン『青の殺人』(原書房)などがある
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