内容説明
19世紀の女性解放の思想と運動を受け継ぎ、ロシア革命下でそれを発展させようとしたコロンタイ。その理論と活動はどのようにロシアでまた日本で受けとめられていったか?現代におけるその意味は?著者の長年にわたる究明の成果。日本の女性解放論に大きな影響を与えたコロンタイの理論とその日本への受容過程を現代の視点から検証する。
目次
1 『赤い恋』を読む
2 ロシアの女性解放運動のフェミニストたち
3 コロンタイの母性論
4 コロンタイの女性解放の理論とその実践
5 コロンタイの恋愛観
6 日本におけるコロンタイ受容の歴史的背景
7 コロンタイをめぐる論争とその成果
著者等紹介
杉山秀子[スギヤマヒデコ]
1943年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。のち、モスクワ大学留学。現在駒沢大学外国語部教授。専門分野はロシア・ソヴェート文学。著書に『ゴーリキイ文学の世界』(ユック舎)、『もうひとつの革命』(学陽書房)等がある
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