日本社会党―その組織と衰亡の歴史

日本社会党―その組織と衰亡の歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 267p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787491060
  • NDC分類 315.1
  • Cコード C0031

目次

第1章 労組依存体質の形成(日本社会党の結党;社会党・総評ブロックの誕生;「1ヶ2分の1大政党制」の成立)
第2章 党改革運動のはじまり(1958年総選挙の波紋;民社党の結党;構造改革派の登場)
第3章 構造改革論争から派閥抗争へ(構造改革派の政治指導;派閥抗争の激化;野党陣営の多党化)
第4章 連合政権の模索(連合政権構想の芽生え;革新自治体の拡大;組織論なき路線転換)
第5章 「日本社会党」の終焉(最後の高揚;政界再編と社会党)

著者等紹介

岡田一郎[オカダイチロウ]
1973年千葉県船橋市に生まれる。2001年筑波大学大学院博士課程社会学研究科修了、博士(法学)取得。(財)社会経済生産性本部社会労働部労働研究センター研究員。小山工業高等専門学校・日本大学生産工学部非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5
江田構革派が継続的に主導権を握っていたならば…と考える筆者による日本社会党の通史。2005年出版で、菅直人や民主党への期待が表れているのも味わい深い。 「日本において社会民主主義勢力がこのような状況に陥った原因は、ひとえに1955年の再統一後、社会党が政権政党へと脱皮するために不可避であった党改革を1950年代後半から60年代初頭にかけて、自ら頓挫させらことにあった。…党改革をより良いものにするという方向に議論を発展させるのではなく、たんなる派閥抗争に転化させた佐々木派の責任は重大である。」(p.208)2025/07/27

kohaku

1
戦前の前史から社民党へなるまでを記述した日本社会党の通史。副題が「その組織と衰亡の歴史」とあるように政策よりも社会党の組織の歴史に焦点を当てた本。左派vs右派、社会主義協会vs構造改革派というように常に内紛を繰り返し、組織改革・日常活動の充実・労組依存体質の脱却といった課題をついに克服できなかったのは、残念。。江田三郎のジューサーを使っている姿が週刊誌に載ると、たちまちジューサーが売り切れ、月産400台が翌年には月産10万台になったというエピソードが面白かった。2013/08/01

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