青弓社ルネサンス<br> 構造としての語り (増補版)

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青弓社ルネサンス
構造としての語り (増補版)

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  • サイズ A5判/ページ数 468p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787292377
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0395

出版社内容情報

文学作品の作者とは何者であり、読者とは、また何者なのか。

〈作者〉と〈読者〉の相互作用としての〈書く〉ことと〈読む〉ことを捉え返すことを通じて、エクリチュール(文字表現)の文字の連なりのなかに埋もれた意味やイメージをたどる。近代文学研究の泰斗のデビュー作を増補して復刊。



宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を呼び水にして、近代小説を築き上げた二葉亭四迷の『浮雲』や坪内逍遥『小説神髄』、森鴎外『舞姫』、夏目漱石『坊っちゃん』、さらには横光利一『蝿』、にいたるまでのさまざまな作品を、クリステヴァやボードリヤール、バルトらの文学論も援用しながら多元的で重層的に読み込み、近代日本文学の〈語りの構造〉を解明する記念碑的な論文集。

小森 陽一[コモリ ヨウイチ]
1953年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授、「九条の会」事務局長。専攻は日本近代文学。著書に『文体としての物語・増補版』(青弓社)、『村上春樹論』(平凡社)、『漱石論』『ポストコロニアル』(ともに岩波書店)、など多数。

内容説明

欧文をモデルにしたある一定の文体が安定しようとするその同じ時期に、必ず“語り”の手法を基本にした表現が、単なる「反動」としてではなく、新しい表現状況と密接に絡み合いながら登場してきたことも、わが国の文学的「近代」の重要な特質である。

目次

第1部 構造としての語り(近代小説と“語り”;近代的“語り”の発生;“人称”と“語り”の主体;“書く”ことと“語る”ことの間で;“語る”ことから“書く”ことへ)
増補 百年目の『こころ』―言葉の時差のサスペンス

著者等紹介

小森陽一[コモリヨウイチ]
1953年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授、「九条の会」事務局長。専攻は日本近代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。