目次
第1部 ライトノベルの過去と現在(キャラクターの神話―ゼロ年代ライトノベルの可能性;「ラノベらしさ」と「世界」と「趣向」―ジャンル小説として読むライトノベル;ライトノベル史再考―『聖エルザクルセイダーズ』に見る黎明期の様相から;トラブルとしてのセクシュアリティ―“男の娘”表象と少女コミュニティ志向)
第2部 越境するライトノベル(再創造されるライトノベル―橋本紡『半分の月がのぼる空』表現論;バカとテストと教育論調―教育への抵抗/再生産される教育;ライトノベルが「子どもの読み物」になるとき―「児童文庫」をめぐって;ライトノベルの錬金術―テキストとイラストが織り成すモザイク;春来たる死神は幾度もやってくる―桜庭一樹『GOSICK』の復活劇)
第3部 ライトノベルを読む(キャラクターとしての都市伝説―『あなたの街の都市伝鬼!』を中心に;“文化”再創造のユートピア―甲田学人『Missing』における“知識”の摂取と再生産を例に;「物語」の誕生―上遠野浩平『ブギーポップ』シリーズにおける「幻想」の問題;「本当の友達」の行方―『僕は友達が少ない』に見る虚構と解放;テクストの歴史性―『涼宮ハルヒ』を視座に)
資料篇(ライトノベル作品群の統計解析)
著者等紹介
一柳廣孝[イチヤナギヒロタカ]
和歌山県生まれ。横浜国立大学教員。専攻は日本近代文学、日本近代文化史
久米依子[クメヨリコ]
東京都生まれ。目白大学教員。専攻は日本近代文学、日本児童文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いちろく
Takayuki Oohashi
午前
七虹
水紗枝荒葉