内容説明
崩壊感覚に包まれ、モダンとポストモダンを往還しながら生きることを強いられている現代日本―。しかし、社会が崩れていく一方で、ミステリはそれに反比例するかのように活況を呈している。このねじれが意味するものはいったい何なのかをミステリ読解を通して明らかにする。
目次
0章 AB‐CD殺人事件
01章 小説は戦争に向かって慾情する
02章 壊れる人びと
03章 パノプティコン―流行する警察小説
04章 市民小説への道
00章 「九・一一」から「三・一一」へ
著者等紹介
野崎六助[ノザキロクスケ]
1947年、東京都生まれ。ミステリ作家、文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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