出版社内容情報
読書離れという現象の真の怖さは、積極的に世界を解釈しようとする主体性の喪失にある。読書に秘められた可能性をよみがえらせ、さらには世界を根底から懐疑し転覆させようという鉄の意志に貫かれた、読書マイスターによる硬質な読書論。
1 「読書の死」以後を生きる
2 古典が貴族を、物語が民衆を育む
3 「文字を解する文盲」の時代
4 教科書と新聞が大衆を生産する
5 読書修業のマイスターたち
6 「読書の再生」をめざして
内容説明
いま、書物の生命は死に瀕し、読者の精神は荒廃に委ねられている…。ニーチェやアランたちに拠りながら、精神鍛練としての読書の再生を説く、硬質な読書論。
目次
第1章 「読書の死」以後を生きる
第2章 古典が貴族を、物語が民衆を育む
第3章 「文字を解する文盲」の時代
第4章 教科書と新聞が大衆を生産する
第5章 読書修業のマイスターたち
終章 「読書の再生」をめざして