内容説明
落語家にとって「芸」とは何か―。古典から新作まで、様々な落語や芸を練り上げる六人に通底する「承知のうえでの野暮」=観客を選ばない芸という側面に光を当て、笑いという希望を多くの人に与える落語家の「人生と芸」の奥深さを軽妙な筆致で描き出す。
目次
第1章 笑いという希望―落語
第2章 若旦那のキョウジ―古今亭志ん朝
第3章 座布団の上の演劇―立川志の輔
第4章 「間」の可能性―柳家喬太郎
第5章 生活者の了見―春風亭一之輔
第6章 新天地からふるさとへ―小沢昭一
第7章 野暮さえも飼いならす―神田伯山
著者等紹介
工藤保則[クドウヤスノリ]
1967年、徳島県生まれ。龍谷大学社会学部教授。専攻は文化社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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