戦後ドイツに響くユダヤの歌―イディッシュ民謡復興

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戦後ドイツに響くユダヤの歌―イディッシュ民謡復興

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  • サイズ 46判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787274236
  • NDC分類 767.53
  • Cコード C0073

出版社内容情報

哀愁をおびた《ドナドナ》で知られるイディッシュ民謡――東方ユダヤ人がうたい継いできたこの伝統歌謡は、第二次世界大戦後、フォーク歌手たちによって取り上げられ、ドイツで広く知られるようになった。よりにもよって、ユダヤ人にとって「血塗られた国」となったドイツで。



20世紀初頭のアメリカに始まり、戦後ドイツにも波及したフォークリバイバル(民謡復興)運動、各都市でのフォークフェスティバル、さらにはドイツ再統一後のポピュラー音楽シーンを見通したとき、その全貌と意味が浮かび上がる。



イディッシュ民謡誕生の歴史などを押さえ、また多くのフォーク歌手へのインタビューも踏まえながら、「民謡」という視点から中東欧のユダヤ音楽に光を当てた貴重な成果。同時に、20世紀ドイツの社会・文化の変容をもあざやかに照らし出す。



目次



はじめに



第1章 生きること/うたうこと――ユダヤ人の生活のなかの音楽



第2章 ヴァルデック城 一九六四――フォークリバイバルのはじまり



コラム1 ワンダーフォーゲル運動とシュタイニツ民謡集



第3章 イディッシュをうたうフォーク歌手たち――贖罪をこえて



第4章 イディッシュをうたう子どもたち――未来のための追想



コラム2 ゲビルティグの歌にみるユダヤの音楽伝統



第5章 アムステルダムから東ベルリンへ――ユダヤ人歌手リン・ヤルダティ



コラム3 東ドイツのフォークリバイバル運動



第6章 再統一ドイツとイディッシュ歌謡――クレズマー音楽ブームのなかで



参考文献およびインタビュー記録



解題   伊東信宏



あとがきに代えて   三谷研爾

内容説明

東方ユダヤの伝統音楽であるイディッシュ民謡がユダヤ人にとって「血塗られた国」になったドイツであらためて歌われるようになったのはなぜか。イディッシュ民謡誕生の歴史を踏まえたうえ、東西冷戦下でイディッシュ民謡を歌いつづけたフォーク歌手たちの軌跡をたどることで戦後ドイツにおけるユダヤ音楽文化の姿を照らし出す。

目次

第1章 生きること/うたうこと―ユダヤ人の生活のなかの音楽
第2章 ヴァルデック城1964―フォークリバイバルのはじまり
第3章 イディッシュをうたうフォーク歌手たち―贖罪をこえて
第4章 イディッシュをうたう子どもたち―未来のための追想
第5章 アムステルダムから東ベルリンへ―ユダヤ人歌手リン・ヤルダティ
第6章 再統一ドイツとイディッシュ歌謡―クレズマー音楽ブームのなかで

著者等紹介

阪井葉子[サカイヨウコ]
1961‐2017年。専門はドイツ文学・音楽民俗学。博士(文学)。元・大阪大学大学院文学研究科助教

三谷研爾[ミタニケンジ]
大阪大学大学院文学研究科教授。専門はドイツ・オーストリア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1959のコールマン

55
☆5。著者の遺作となったこの本。力作である。まずは前史とも言うべき第二次世界大戦前までのユダヤ人とその歌の歴史が書かれているが、たった30ページの間に凄惨な歴史を凝縮している。この部分だけでも充分読む価値がある。戦後はイディッシュ民謡復興から見たドイツのフォーク史とも言うべき記述になっている。ドイツの場合、ナチスが民謡を「国家利用」したせいか、フォークの道は色々くねってしまっているようだ。固有名詞が沢山出てきて、しかもほとんど知らない人ばかりだったので、読むのには苦労したが、読み応え充分。2020/06/01

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