出版社内容情報
黒燕尾に身を包んだ男役が大階段で踊る姿こそが、100年以上も続く宝塚の美の極致だ。一方、『冬ソナ』ペ・ヨンジュンが代表する韓流・美男子は、中年の女性のハートをわしづかみにした。
宝塚歴50年の著者が、男役という性を超越した美に心酔し、「美」の頂上にすえながらも、対抗軸に置くのが韓流・美男子たち。宝塚の舞台の美、見目の美、日常の美、男役の美を論じながら、ブームを巻き起こす韓流スターの美、ドラマの美、演技力の美を紹介する。韓流の新しい美を味わうことで、いっそう宝塚の美を再認識する。それぞれの共通するポイント、逆にそれぞれにしか見ることができない美しさを自由に論じて紹介する芸能評論。
まえがき
はじめに
第1章 宝塚の美と韓流の美
1 本書のきっかけ
2 私の宝塚時代の思い出
3 私が関わってきた宝塚
第2章 『ベルばら』以降の宝塚の美とは何か
1 宝塚男役の美の研究
2 宝塚初代『ベルばら』にふれて
3 舞台の美
4 宝塚の「夢」
5 男役のスタイルの美
6 普段の美
第3章 韓流の美
1 韓流と宝塚――そのファンの相違
2 「2・5次元」と、韓流と宝塚の美の相違についての考察
3 ドラマの美
4 韓流への思い
5 韓流の日本風土とマスコミの対応
6 ピックアップ韓流スター十人
7 美のスターを抱える韓国
8 その美、余話
9 演技の美
第4章 再び宝塚の美へ
1 初心に立ち返って――重ねて韓流にもふれて
2 やはり宝塚の美と夢が作り上げる世界
3 宝塚の存在意義
4 再び宝塚の美に立ち返って
5 当時の歌劇団編集部について、再び
参考文献
あとがき
下瀬 直子[シモセ ナオコ]
著・文・その他
内容説明
黒燕尾に身を包んだ男役が大階段で踊る姿こそが、100年以上も続く宝塚の美の極致だ!宝塚との付き合い歴50年の著者が男役の美を論じながら、そこから生まれた韓流スターの美を紹介する。韓流の新しい美を味わうことで、よりいっそう宝塚の美が際立つことを紹介する。
目次
第1章 宝塚の美と韓流の美(本書のきっかけ;私の宝塚時代の思い出 ほか)
第2章 『ベルばら』以降の宝塚の美とは何か(宝塚男役の美の研究;宝塚初代『ベルばら』にふれて ほか)
第3章 韓流の美(韓流と宝塚―そのファンの相違;「2・5次元」と、韓流と宝塚の美の相違についての考察 ほか)
第4章 再び宝塚の美へ(初心に立ち返って―重ねて韓流にもふれて;やはり宝塚の美と夢が作り上げる世界 ほか)
著者等紹介
下瀬直子[シモセナオコ]
宝塚歌劇団編集部で月刊「歌劇」の編集を担当後、新聞・雑誌の演劇フリーライターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。