クラシックは斜めに聴け!

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クラシックは斜めに聴け!

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787273956
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0073

出版社内容情報

こんなに自由な聴き方があったのか! かしこまって聴くだけなんてつまらない。クラシック音楽は、エッジがきいた耳で味わい尽くせ! 「妄想」や「邪推」までも駆使して、真正面からでは聞こえてこない奥深い魅力にたどり着く、価値観を転換させるほどの一冊。

まえがき



第1章 2008―09年

 異界のシューベルト

  シューベルト『ピアノ・ソナタ第21番』『3つの小品』、モーツァルト『ピアノ作品集』/ラルス・フォークト(ピアノ)

 年初のモーツァルト

  モーツァルト『交響曲第31番』、『第39番』から『第41番「ジュピター」』/ジョン・ネルソン指揮アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ

  モーツァルト『交響曲第38番』『第41番「ジュピター」』/ルネ・ヤーコプス指揮フライブルク・バロック・オーケストラ

 タローのあまりにもバロックなサティ

  『最後から2番目の思想――アレクサンドル・タローが描くサティの世界』、クープラン『鍵盤作品集』/アレクサンドル・タロー(ピアノ)ほか

 草食系ブルックナーと肉食系ブラームス

  ブルックナー『交響曲第5番』/フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管弦楽団

  ブラームス『弦楽四重奏曲第1番』『ピアノ五重奏曲』/アルカント四重奏団

 アーノンクールの過激な原点

  『ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団アンソロジー第5集1980―1990』/ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団ほか

  ベートーヴェン『交響曲全集』/ニコラウス・アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団

 『田園』と『鼻』の復活

  ベートーヴェン『交響曲第6番「田園」』/ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団

  ショスタコーヴィチ『鼻』/ヴラジスラフ・スリムスキー(バリトン)ほか、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団

 豊満にして颯爽 ネシュリング&サンパウロ響のベートーヴェン

  ベートーヴェン『交響曲第1番』『第4番』『第5番』『第7番』/ジョン・ネシュリング指揮サンパウロ交響楽団

 貧しき者たちのためのメンデルスゾーン?

  メンデルスゾーン『交響曲第5番「宗教改革」』『弦楽のための交響曲第5番』『第6番』『第10番』/トーマス・ファイ指揮ハイデルベルク交響楽団

  メンデルスゾーン『交響曲第4番「イタリア」』『第5番「宗教改革」』/エマヌエル・クリヴィヌ指揮ラ・シャンブル・フィラルモニク



なくてもいい音



第2章 2010―11年

 待ち人来たる……ヴァントの最良ライヴのリリース!!

  カスティリオーニ『オーボエのための作品集』/オマール・ゾボーリ(オーボエ)、メイア・ミンスキー指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団ほか

  『ヴァント&ベルリン・ドイツ交響楽団ライヴ集成ボックス』/ギュンター・ヴァント指揮ベルリン・ドイツ交響楽団

 デシャルムのオトナな演奏にひたすら感心

  ラヴェル『ピアノ作品集』/ロマン・デシャルム(ピアノ)

 新譜で聴くシューベルトのトンデモなさ

  シューベルト『即興曲全集』/アレクセイ・リュビモフ(フォルテ・ピアノ)

  シューベルト『ピアノ・ソナタ第18番』『4つの即興曲』 /アンドレアス・シュタイアー(フォルテ・ピアノ)

  シューベルト『交響曲第7番「未完成」』『第8番「グレイト」』/トマス・ダウスゴー指揮スウェーデン室内管弦楽団

 バッハがあれば、「無縁社会」だって怖くない

  バッハ『無伴奏チェロ組曲』(全曲)/マリオ・ブルネロ(チェロ)

 弱音の美学を堪能する

  モーツァルト『交響曲第39番』『第40番』/ルネ・ヤーコプス指揮フライブルク・バロック・オーケストラ

  ストラヴィンスキー『火の鳥』(1910年版)、『詩篇交響曲』/アンドリス・ネルソンス指揮バーミンガム市交響楽団、バーミンガム市合唱団

 真夏に聴く、ラヴェルとシューマン

  『弦楽四重奏曲集』、ドビュッシー『弦楽四重奏曲ト短調』、デュティユー『夜はかくの如し』、ラヴェル『弦楽四重奏曲ヘ長調』/アルカント四重奏団

  シューマン『交響曲第2番』『第3番「ライン」』/ミヒャエル・ギーレン指揮バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団

 ゼペック&シュタイアーの豊穣なるシューマン

  シューマン『ヴァイオリン・ソナタ第1番』『第2番』ほか/ダニエル・ゼペック(ヴァイオリン)、アンドレアス・シュタイアー(フォルテ・ピアノ)

  プロコフィエフ『ロメオとジュリエット』第1・第2組曲から抜粋、ムソルグスキー『展覧会の絵』/準・メルクル指揮フランス国立リヨン管弦楽団

 ヴァントとチェリビダッケ 1990年秋の2大巨匠『ブル8』祭り

  ブルックナー『交響曲第8番』/ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団

  ブルックナー『交響曲第8番』/セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 爽やかフランク。愉悦のベートーヴェン

  R・シュトラウス『アルプス交響曲』『7つのヴェールの踊り』/アンドリス・ネルソンス指揮バーミンガム市交響楽団

  フランク『交響曲』、フローラン・シュミット『サロメの悲劇』/ヤニク・ネゼ=セガン指揮グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団

  ベートーヴェン『ヴァイオリン協奏曲』『交響曲第7番』/デイヴィッド・グリマル(ヴァイオリン)、デイヴィッド・グリマル指揮レ・ディソナンス

 ブラームスを聴き、ヒンデミットを聴いてもマーラーを思う今日この頃

  マーラー『亡き子を偲ぶ歌』『さすらう若人の歌』『リュッケルトの詩による5つの歌曲』/カタリナ・カルネウス(メゾ・ソプラノ)、スザンナ・マルッキ指揮エーテボリ交響楽団

  ヒンデミット『画家マティス』『気高き幻想』『ウェーバーの主題による交響的変容』/ジョン・ネシュリング指揮サンパウロ交響楽団

  ブラームス『交響曲第1番』、シュテルツェル『4つの合奏体のための合奏協奏曲』ほか/カール・シューリヒト指揮フランス国立放送管弦楽団ほか

 ツェンダーの則天去私なロマン派

  シューマン『交響曲第1番「春」』ほか、メンデルスゾーン『真夏の夜の夢』、序曲集、レーガー『ロマンティック組曲』『舞踊組曲』ほか/ハンス・ツェンダー指揮バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団



震災とクラシック



第3章 2012―13年

 いまこそ、ゆるふわ系の牙城モンテカルロ・フィルの演奏を

  リムスキー=コルサコフ『シェエラザード』、ムソルグスキー『はげ山の一夜』ほか/ヤコフ・クライツベルク指揮モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団

  ラヴェル『ダフニスとクロエ』、ドビュッシー『牧神の午後への前奏曲』/ヤコフ・クライツベルク指揮モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団ほか

  ベートーヴェン『ピアノ協奏曲第1番』から『第5番』/ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)、森正指揮NHK交響楽団

 ロトの常任指揮者就任で南西ドイツ放送響はどう変わる?

  ストラヴィンスキー『火の鳥』(1910年版)、グラズノフ『ライモンダ』から「サラセン人の入場」ほか/フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクル

  マーラー『交響曲第1番』、ウェーベルン『夏風のなかで』/フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団

 ヴァント、そのあまりにもの繊細な表象

  『ヴァント&ベルリン・ドイツ交響楽団ライヴ集成ボックス第2集』/ギュンター・ヴァント指揮ベルリン・ドイツ交響楽団

 調和と不調和が調和する? シュタイアーの『ディアベリ変奏曲』

  ベートーヴェン『ディアベリ変奏曲』/アンドレアス・シュタイアー(フォルテ・ピアノ)

 チェリビダッケのベルリン・フィル復帰演奏のすさまじさ

  ブルックナー『交響曲第7番』/セルジュ・チェリビダッケ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 ドビュッシー生誕150年、2つの『前奏曲集』に快哉を叫ぶ

  ドビュッシー『ピアノ作品集』/フィリップ・カッサール(ピアノ)

  ドビュッシー『前奏曲集第1集』『第2集』ほか/アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)、アレクセイ・ズーエフ(ピアノ)

  ドビュッシー『前奏曲集第1集』『第2集』/ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)

 SACDでよみがえるチェリビダッケの「響き」

  ブルックナー『交響曲第4番「ロマンティック」』から『第8番』/セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 ポール・ルイスの風流なシューベルト

  シューベルト『さすらい人幻想曲』『ピアノ・ソナタ第16番』ほか、ベートーヴェン『ピアノ・ソナタ全集』/ポール・ルイス(ピアノ)

 チッコリーニは仙人の音で、童のように弾く

  モーツァルト『ピアノ・ソナタ第2番』、『第11番「トルコ行進曲付き」』から『第14番』/アルド・チッコリーニ(ピアノ)

 サヴァールの『ロ短調ミサ』とともに過ごす冬の夜に

  バッハ『ミサ曲ロ短調』/ジョルディ・サヴァール指揮ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ、ル・コンセール・デ・ナシオン

 こんなベートーヴェンの『ヴァイオリン協奏曲』が好きだ!

  ベートーヴェン『ヴァイオリン協奏曲』ほか/ジル・コリアール(ヴァイオリン)、バルバロック四重奏団、トゥールーズ室内管弦楽団

  クセナキス『アラクス』、ベートーヴェン『ヴァイオリン協奏曲』/トーマス・ツェートマイアー(ヴァイオリン)、エルネスト・ブール指揮アンサンブル・モデルン

 「物静か」で「冗舌」なツェンダーのドビュッシー

  ドビュッシー『牧神の午後への前奏曲』『5つの前奏曲』(ツェンダー編)、『春』ほか/ハンス・ツェンダー指揮バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団

  ドビュッシー『海』『映像』『牧神の午後への前奏曲』/ジョス・ヴァン・インマゼール指揮アニマ・エテルナ・ブリュッヘ

 梅雨空のもとで聴くディスク

  シベリウス『交響曲第2番』『第5番』ほか/オッコ・カム指揮ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

  シベリウス『交響曲第1番』『第4番』『第7番』ほか/渡邉暁雄指揮ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

  バッハ『ゴルトベルク変奏曲』/カール・リヒター(チェンバロ)

  ドビュッシー『管弦楽組曲第1番』『海』/フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクル

  ブラームス『ピアノ五重奏曲』『ピアノ四重奏曲第3番』/田部京子(ピアノ)、カルミナ四重奏団

 真夏に聴くマーラー

  マーラー『子供の不思議な角笛』による歌曲全曲/ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)、ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)

  『Deference to Anton Bruckner』/アッパー・オーストリアン・ジャズ・バンド

  シャルパンティエ『ギーズ家のためのモテット』/セバスティアン・ドゥセ指揮アンサンブル・コレスポンダンス

  シューベルト『交響曲第3番』『第4番』/パブロ・エラス=カサド指揮フライブルク・バロック・オーケストラ

 ケンプの変幻自在なるベートーヴェン

  ベートーヴェン『ピアノ・ソナタ全集』/ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)

 サヴァールのケルト、ヤーコプスの『マタイ』がじわじわくる

  『ケルティック・ヴィオル2』/ジョルディ・サヴァール(ヴィオール)ほか

  バッハ『マタイ受難曲』/ルネ・ヤーコプス指揮ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内合唱団ほか

 ソコロフの穴をソコロフで埋める

  『ソコロフ・ナイーブ・レーベル全録音集』/グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)



FAKEな音楽とFAKEでない感覚



第4章 2014―16年

 チッコリーニにいじられたい

  『ワルツ集』/アルド・チッコリーニ(ピアノ)

 夏に聴く『春の祭典』

  ストラヴィンスキー『春の祭典』『ペトルーシュカ』/フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクル

  近藤譲『線の音楽』/高橋悠治(ピアノ)、篠?史子(ハープ)ほか

  『かえるのうた――神田佳子 打楽器アンサンブル作品集』/神田佳子(打楽器)、佐々木啓恵(打楽器)ほか

  『能×現代音楽』/青木涼子(能謡)、山根孝司(クラリネット)ほか

 秋の夜長はやはりチェリ

  ベートーヴェン『交響曲第6番「田園」』、ストラヴィンスキー『ペトルーシュカ』から抜粋、シューベルト『交響曲第5番』、シュトラウス『ワルツとポルカ集』ほか、ドヴォルザーク『チェロ協奏曲』、デュティユー『メタボール』ほか/ピエール・フルニエ(チェロ)、セルジュ・チェリビダッケ指揮フランス国立放送管弦楽団

 ロトのR・シュトラウス解釈の本質が明らかに

  R・シュトラウス『ツァラトゥストラはかく語りき』『イタリアより』『英雄の生涯』『死と浄化』『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』『ドン・キホーテ』ほか/フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団

 高倉健とギーレンの時代に思いを馳せて

  ブラームス『交響曲第2番』『第3番』『第4番』『ハイドンの主題による変奏曲』、マーラー『交響曲第10番』(クック版)/ミヒャエル・ギーレン指揮バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団

 爆クラ+爆ショパン

  『爆クラ! Vol.01 Classic Rave――クラブ耳に贈るクラシック』

  ショパン『バラード第1番』『ピアノ・ソナタ第2番』ほか/ラルス・フォークト(ピアノ)

 ワルターVPO&エヴェレスト復刻でハッピーになる

  シューベルト『交響曲第7番「未完成」』、マーラー『交響曲第4番』ほか/ブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

  ストラヴィンスキー『春の祭典』/ユージン・グーセンス指揮ロンドン交響楽団

  バルトーク『管弦楽のための協奏曲』/レオポルド・ストコフスキー指揮ヒューストン交響楽団

 ウネるシューマン&ブラームス

  シューマン『ヴァイオリン協奏曲』『ピアノ三重奏曲第3番』/イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)、アレクサンドル・メルニコフ(フォルテ・ピアノ)、パブロ・エラス=カサド指揮フライブルク・バロック・オーケストラ

  ブラームス『クラリネット・ソナタ第1番』『第2番』『6つのピアノ小品』/ロレンツォ・コッポラ(クラリネット)、アンドレアス・シュタイアー(ピアノ)

 我が晩夏を穿ったセルとアーノンクール

  モーツァルト『交響曲第33番』、ブラームス『交響曲第2番』/ジョージ・セル指揮フランス国立放送管弦楽団

  シューベルト『交響曲全集』『ミサ曲集』『アルフォンゾとエストレッラ』ほか/ニコラウス・アーノンクール指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 アーノンクールの「最後」を聴く

  ブルックナー『交響曲第5番』/ニコラウス・アーノンクール指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

  ベートーヴェン『交響曲第4番』『第5番「運命」』/ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

 ベズイデンホウトのモーツァルト

  モーツァルト『鍵盤楽器のための作品集第8集&第9集』/クリスティアン・ベズイデンホウト(フォルテ・ピアノ)

 サヴァールのベートーヴェンは弦楽器に注目!

  ベートーヴェン『交響曲第3番』ほか/ジョルディ・サヴァール指揮ル・コンセール・デ・ナシオン

 我らがSWR響を粛々と追悼する

  R・シュトラウス『アルプス交響曲』『ドン・ファン』/フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団

  ラヴェル『管弦楽作品集』/エルネスト・ブール指揮南西ドイツ放送交響楽団

  マーラー『交響曲全集』/ミヒャエル・ギーレン指揮バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団

  メシアン『彼方の閃光』/シルヴァン・カンブルラン指揮バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団



あとがき

鈴木 淳史[スズキ アツフミ]
1970年、山形県生まれ。音楽評論家。著書に『不思議な国のクラシック』(青弓社)、『クラシック音楽異端審問』(アルファベータ)、『背徳のクラシック・ガイド』『愛と妄想のクラシック』(ともに洋泉社)、編著に『クラシック野獣主義』、共編著に『クラシック・スナイパー』シリーズ、『クラシック反入門』(いずれも青弓社)、共著に『村上春樹を音楽で読み解く』(日本文芸社)ほか。

内容説明

目からウロコの聴き方を大紹介。こんなに自由な聴き方があったのか!かしこまって聴くだけなんてつまらない。クラシック音楽は、エッジがきいた耳で味わい尽くせ!多様な角度で耳を傾ければ、真正面からでは聴こえてこない奥深い魅力があふれ出す。音楽家が秘めている演奏の神髄に「妄想」や「邪推」までも駆使して挑む!

目次

第1章 2008‐09年(異界のシューベルト;年初のモーツァルト ほか)
第2章 2010‐11年(待ち人来たる…ヴァントの最良ライヴのリリース!!;デシャルムのオトナな演奏にひたすら感心 ほか)
第3章 2012‐13年(いまこそ、ゆるふわ系の牙城モンテカルロ・フィルの演奏を;ロトの常任指揮者就任で南西ドイツ放送響はどう変わる? ほか)
第4章 2014‐16年(チッコリーニにいじられたい;夏に聴く『春の祭典』 ほか)

著者等紹介

鈴木淳史[スズキアツフミ]
1970年、山形県生まれ。音楽評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

愛理ちゃん88

0
著者のアーノンクールへの傾倒をよむ2017/05/27

NyanNyanShinji

0
音楽評論家鈴木淳史氏がHMVのクラシックのWebに不定期で掲載されていたエッセイというかCD紹介を、一冊にまとめたもの。著者の文章は軽妙で分かり易く、楽新著が出れば購入していたが最近はすっかりご無沙汰していた。今回も図書館で借りた。今この人の文章を読むと、皮肉を含みだすと言葉のテンポが悪くなり読みづらい。読み手のこちらも随分と変わってしまったのか?とはいえ私もあまりなじみの薄い演奏家だけども、著者おすすめのクサヴィエ・ロトやリュビモフへの文章を読んでいると興味がわきついついポチリそうになってしまう。2022/04/19

wakabon

0
「斜め」というと斜に構えているかのようだが、音楽観はむしろ極めてまとも。文系的な装飾のある(?)文章だからと、インパクト重視で編集者はこういうタイトルを付けたくなるのだろうか。 アーノンクール、ヴァントが好きなことは良くわかった。2018/04/30

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