内容説明
『マクベス』『ロビンソン・クルーソー』『嵐が丘』『赤と黒』『グレート・ギャツビー』…一度は読んでみたい、しかし読了しにくい一大長篇から珠玉の掌篇まで、世界文学の名作を映画化したDVDを厳選し、ストーリーや時代背景も含めて紹介する。映画を観たあと原作が読みたくなる文学と映画のメディアミックス。
目次
ホメロス『イリアス』「紀元前8世紀」
ジョヴァンニ・ボッカッチョ『デカメロン』「1353年」
ウィリアム・シェークスピア『マクベス』「1606年ごろ」
笑笑金『金瓶梅』「1617年」
ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』「1719年」
アベ・プレヴォー『マノン・レスコー』「1731年」
ヘンリー・フィールデイング『トム・ジョーンズ』「1749年」
ピエール・コデルロス・ド・ラクロ『危険な関係』「1782年」
ドニ・ディドロ『修道女』「1782年」
ジェーン・オースティン『高慢と偏見』「1813年」〔ほか〕
著者等紹介
大串夏身[オオグシナツミ]
1948年、東京都生まれ。昭和女子大学人間社会学部特任教授。日本図書館情報学会、日本学校図書館学会、日本図書館協会、比較都市史研究会などの会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nizimasu
5
映画で映像を焼き付けると世界史の知識も増えるというのは個人的な経験則。ならば世界の名作も…と手にとったのがこちら。それにしても世の名作の多くが、これほどまで映画化されているだけにとにかく気になる作品が続出でかなり困ってしまうほど。文章や素っ気ないが、むしろ、作家や当時の時代背景が中心で、映画のネタバレは最小限なのもうれしい。やっぱりプライドと偏見は早く観ないと(笑)2014/08/10
やま
1
歴史の方よりはるかにまとまっている。原作と映画、両方の魅力がきちんと伝わってくる。紹介しているDVDの情報を一覧で見られたら本書の価値はさらに高まったと思う。2018/05/13