内容説明
宝塚歌劇は、なぜ百年の時を刻むことができたのだろうか。小林一三の教育観・興行観を反映した音楽学校の創設、新たな試みに挑戦して発展した戦前、戦中‐戦後の実像、歌舞伎との比較、OGインタビューなどをとおして、美麗な夢の世界をより深く味わい、その歩みの先にある輝かしい未来を豊かに照らす。
目次
第1部 始まりはここから―宝塚音楽学校という装置(宝塚音楽歌劇学校校長・小林一三―その教育観と危機管理を中心に;宝塚音楽舞踊学校校長・森隼三;宝塚女子青年会について―宝塚歌劇との関係を中心に)
第2部 タカラヅカとその時代(宝塚歌劇の作曲家竹内平吉について;劇場公演のいとなみ―戦時期から戦後占領期の宝塚歌劇;地方公演と宝塚―名古屋宝塚劇場公演を中心に;地方都市宝塚と宝塚歌劇)
第3部 交感するタカラヅカ(タカラヅカなシャンソン;宝塚歌劇と歌舞伎―歌舞伎史研究家が宝塚歌劇を見たとき;宝塚歌劇と狂言―『宝塚狂言の会―茂山忠三郎レッスン発表会』をめぐって)
第4部 OGが語る魅力(明日香都インタビュー―宝塚歌劇は永遠に;初風諄インタビュー―宝塚に魅せられて)
著者等紹介
津金澤聰廣[ツガネサワトシヒロ]
1932年、群馬県生まれ。関西学院大学名誉教授。専攻はメディア史、文化社会学
田畑きよ子[タハタキヨコ]
1945年、兵庫県生まれ。元阪急文化財団池田文庫司書・学芸員
名取千里[ナトリチサト]
1948年、兵庫県生まれ。ティーオーエー専務取締役、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
qoop