内容説明
誕生から現在まで私たちを魅了し続けている映画。しかし、映画はもはや単にスペクタクルな娯楽としてだらしなく消費されて閉塞状況にある。その現状を打破するために、リュミエール映画に触覚的経験を、山中貞雄にテクノロジーのリズムを、D・W・グリフィスにフィクションの力を、小津安二郎に時間的想像力を見出すことで、映画に伏在する革命的な可能性を解放する。
目次
第1部 リュミエール映画の考古学(リュミエール映画の考古学―「自生性」の発見;リュミエール映画の神話学1―『列車の到着』の神話学 ほか)
第2部 テクノロジー、身体、古典映画(テクノロジー経験としての映画―戦争、全体主義、そして生命のリズム;テクノロジーのリズムと物語映画―山中貞雄、マキノ雅弘、ハワード・ホークスをめぐって ほか)
第3部 映画におけるフィクション(検閲の誕生―大正期の警察と活動写真;フィクション映画の「社会性」とは何か―D.W.グリフィスをめぐって)
第4部 時間的想像力の可能性(映画、時間、小津;記憶と忘却の経験としての映画 ほか)
著者等紹介
長谷正人[ハセマサト]
1959年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専攻は映像文化論、コミュニケーション論、文化社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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